6月より当社の会社新年度です。今期もウッドデッキ、木製フェンス、塀、その他屋外の木造施設でがんばりたいと思います。今期も新商品を発売予定ですが、今日は当社として初めて一般向けに開発したウッドデッキをご紹介します。
1.最初に施工した例
1979年、戦後植林した木の間伐時期になってくるときでした。そのため間伐材を利用を考えましたが、住宅内部は無理と判断し、屋外に利用を求め、おそらく日本で一番最初にウッドデッキを作りました。ウッドデッキの使用感覚、利用方法も当然経験がないまま、カナダ、米国のデッキを参考にして開発しました。間伐材自体がまだ細い時代でしたので,板材や角材はとれず、太鼓挽き(丸太の上下のみ製材)の材でした。樹種はヒノキです。後のウッドデッキ施工に大変参考になったものです。
2.キット製品
1991年に開発した、一般の方が自分で作るウッドデッキを発売しました。これもキット商品としては日本で一番早いと思います。商品名「キットデッキ Aタイプ」といい、木材はレットシダー(無地材)です。このときの特長は
「カナヅチ、ノコギリ、メジャー」があれば誰でも作ることができるというものでした。事実水平が簡単にできるものでした。そしてデザインがすばらしく、現在でもスマートに見えます。しかし欠点もありました。それはテスリで、強度的にも弱く、耐久性も不安がありました。2年後に発売したBタイプはこの欠点を完全に克服した特許構造のテスリとなりました。