当社の完全リューアル施工例をご紹介します。
お施主さまが新築時に標準設置されていたウッドデッキが6年経過後、床板を踏み抜いてしまうような状態になったため、当社に完全リューアルのお話がきました。
でも6年で腐ってしまうとは残念な話ですね。
材質はSPF材です。住宅の構造材にも使われるカナダ、米国産の木材でホームセンターでも販売していますが、屋外で使うことは誤っています。
一時期、DIYの雜誌などにもこの木を使ったウッドデッキを製作の勧めがありました。
このようなことがあるので、一般の人は「木はすぐに腐る」と思ってしまうのです。
旧デッキの撤去は簡単だったそうです。なにせ腐っているのでスグに引き抜けたらしいです。
住宅壁には朽ちた床板の木材部分がこびりついていました。これもいけませんね。当社施工では基本的に壁から若干のクリアランスを設けて床板を貼っています。床板と壁がくっついていると、壁を伝った雨水が溜まってしまい、ウッドデッキにとっても、建築にとっても良いことではありません。
束石は既存デッキのものを使用しました。このような場合、既存基礎に合わせて設計、施工すると、余計にに部材や手間が増えることが多く割高になってしまいがちですが、今回は一部束石の場所を移動したぐらいです。水平もほぼ合っており、基礎に関しては先の職人さんは優秀な施工をされていました。
さて、このお宅ではウリンを利用しましたので、おそらく住宅よりも長く耐えることでしょう。