最近になって東京都が「国産木材を活用した塀(へい)等の設置ガイドラインを発表し補助金をつけたり、また木材業者の全国団体である全木連(ぜんもくれん)が国に代行して木製エクステリアの補助金の受付を開始し始めました。
これらは昨年の大阪北部地震でのブロック塀倒壊のいたましい事故を教訓として、東京都などの施設において危険なブロック塀を無くそうとすることと、日本のスギ、ヒノキを利用しようという一石二鳥の政策です。
東京都のガイドラインを見てみますと、
●道路等に面した既存ブロック塀で現行法規に適合しないものは、最優先で撤去し可能な限り国産木材を活用した塀や柵(木塀等)を設置●防災都市づくり推進計画に定める「整備地域」では、原則として幅員6メートル以上の道路に面する場合に木塀等を設置し防災性に配慮
とあり、かなり本気度を感じます。
木製の塀やフェンスを40年にわたって開発、製造、施工してきた当社にとって、ありがたい話です。でもライバル会社も増えてきそうです。
一番心配なのは価格のたたき合いで、手抜きや充分な強度を保たない施工が出てくることが心配です。
写真は当社施工の塀やフェンスなど。40年間の中からピックアップしました。