一度ウッドデッキを取り付けられると、その寿命がきても、再度ウッドデッキを取り付けられる方がほとんどです。しかも、二回目を人工木材にするという方は少ないです。やはり、木には変えられないものがあるようです・
今回ご紹介するのは東大阪市Y邸の当社が施工したウッドデッキです。
既存のウッドデッキ(当社施工ではありません)が腐ってしまったので、新調したいとのご依頼です。
施工後十数年経過しています。
担当者が現場確認のためにデッキ上を歩いていると、彼の体重であらたに踏み抜いてしまいそうだったらしいです。
床高が低く、壁に2方向と1/3ぐらい囲まれているため、床下換気状態はよくありませんが、下が土間コン仕上げで排水面は考えられており、レッドシダー製ウッドデッキとしては平均的な耐久性といえるでしょう。
ウッドデッキがあってこそ成立するといった空間です。
周囲からの視線を気にすることのないアウトドアプライベートスペース。
和風庭園に面した落ち着いた空間で、施主さまがいかにこのスペースに愛着があるかをわかります。
用途やご要望をお伺いしながら、良いところは変えず、より快適に過ごしていただけるウッドデッキになるよう担当者は考えました。
前のデッキと異なるのは超高耐久のウリン材を使用したことです、大きさは変わっていません。
目隠しも落下防止も必要ないので、手摺はシンプルに仕上げ閉塞感が出ないように。
簡易ベンチにもなるよう高さを抑えています。
笠木の下の桟は、デザインのシンプルさを維持しつつ、柱間に突っ張ることで水平、垂直方向の補強になっています。
そして、旧デッキにもあった三本柱を再現。紐をくくって物干しにされていました。
角は複雑になりました。
ウリン製となり、耐久性は倍以上にアップしました。
さらに念には念をということで、鼻隠しを取り付けず、床下の風通しを良くしました。
和風庭園にマッチする濡縁風デザインにという意図もあります。
さまざまな動線の中心にこのウッドデッキが位置しています。
オーニングを広げるとさらに快適な時間も多くなりますね。
写真は施工後三週間経過した画像なので、少し色が深まっています。