今日は木材の耐久性に話しです。
先週末、4年前に工事させていただいた朝来市のK様を担当者が訪問させていただきました。
その写真です。材質はウリンです。
色はすっかりシルバーグレーです。
ウリンは濃い目のグレーになりますね。
②は完成時の写真です。
木材の色素成分は光によって水溶性に科学変化し、雨水によって溶出するため、だいたい半年から1年かけてシルバーグレーに変色します。
徐々に薄れていくのではなく、いったん濃い褐色に変化します。
日差しの強い日には、床板に置いていた金槌の型どおりに日焼けするぐらいです。
新品の床板サンプルを見て色目の判断をするなんて無意味なのがわかりますね。
ちょっと苔が生えているところがあります。軒の雨だれが落ちるところのようです。
干割れはありますが、強度には全く問題ありません。
とげがささるようなこともないとのことです。
年数が経つにつれて干割れが増えると思っている人は業者さんにも多いようですが、デッキ材にとって環境変化が最も大きいのは、倉庫から風雨にさらされる屋外に出された施工直後です。
木材内の水分の出入りと、固定された状態での形状が安定するまでが、干割れや反りが生じやすいということです。
より詳しくは担当者ブログをご覧下さい。http://wooddeckblog.blog44.fc2.com/