プロでも難しいウリンのウッドデッキを女性の方でも作れる理由。
当社の製造販売している組み立て式ウッドデッキ、品名「キットデッキハード/ウリン」にはDIY未経験の方でも作れるようになっています。
それは床板が2枚一組になっているからです。もし木材のみを取り付けてゆくのでしたら、設置後しばらくして、木は反ったりねじれたりします。
ただ、このパネルにするのが困難な仕事です。お客様にはまったくわからないところですが、このパネルが企業秘密の部分なのです。
たまたまお客様の体験談にこのパネルのことが書いてありましたので、そのまま掲載します。
(お客様の感想文 原文のまま)
今回最も苦労したのは、デッキのレベル出しでした。今回設置した場所が、一部コンクリートを含む土の地面であったため、幅方向での水平だし及び奥行き方向での微妙な排水用傾斜を出すのに苦労しました。キットの組み立て自体はさほど難しくはありませんでした。ただし、ウリン材が予想以上に重く、女性1人での作業や、子供に手伝ってもらう際は特に気を付ける必要があると思いました。
キットで1つだけ残念なことがありました。それは床板パネルが2列セットになっていることです。2列セットになっているおかげで、パネル1列1列の間隔を均等に合わせることが出来ない、つまりパネルの間隔が1列おきに広い、狭い、広い、狭い・・・となってしまう事です。2列セットの床板間隔に合わせてデッキ幅ぴったりになれば良いですが、実際にはそうなっていません。
また、組立マニュアルにはスペーサを床板1列毎に挟む様な絵になっていますが、2列セットの間のスペーサは調整出来ないため意味がなく、悩むところとなりました。結局、床板の固定は1枚毎にする必要があるため、2列セットにする意味は無いのではないでしょうか。全体としては非常に満足しています。
施工から1か月半ほど経ち、床板表面が若干色あせ始め、少しづつ木目が際立ってきて良い感じです。
(当社コメント)
女性の方ですが、するどい観察力ですね。実は2枚セットになっているのがミソなのです。なぜならばウリンという木は木材の中で最も耐久性がある木なのですが、ソリやネジレが出てくる性質があります。1枚だけだと設置後必ず反ったりねじれたりします。ビスの力では押さえられません。
そこで2枚セットにして一体化することにより、その欠点がでないようにしています。
ウリンを素人の方で組み立てできるようにした秘密が実はココにあるのです。