木材勉強シリーズ
屋外の木製エクステリアを長持ちさせるためには、この原則をご理解してください。
木材を腐らないようにするには、腐朽菌が繁殖しないようにすれば良いのですが、そのためには
水が滞留しないようにしなければなりません。
そのためには柱の頂上部を斜めにして、水が流れ落ちるようにしますが、意匠上、どうしても斜めにできない時は、金属等のキャップをつけて雨がかからないようにするか、もしくは、それができない場合は、樹脂等で頂上部を塗装します。
これは本来は完全なものではありません、木がひび割れるとそこから水が入りますから。
でも、欧米や米国カナダなどの木材先進国(注1)はうまく取り入れられていますが、日本では余り見かけません。
また、屋外に設置した柱が腐りやすいのは地面と柱が接する部分です。そのため、これも意匠上は良くないかもしれませんが、
地面より上にコンクリートを出して、柱と地際の部分に水が滞留しないようにすることです。
注1
フェイスブック制作者はつねにこの言い方をしていますね。
それは感性の上でも実際的なことからでも、日本より、欧米・米加などのほうが、よく考えられた木材の使い方をしています。特に雨風に対する対策が良いです。感性的には日本はフエンスなどにネットフェンスや人工木材など、人との感性と会わないものがほとんどです。しかし日本は木工や数寄づくりでの技術的な事は優れていますが。