おはようございます。
今日はウッドデッキなどエクステリアに使われる木材の元の樹木の話です。
当社の新人教育用の資料から。
木材には、針葉樹と広葉樹があります。
木材業界でも、この二つの材を使い分けていますが、これら二つの種類の木材を生物として考えた場合の違いは次のとおりです。
■木材の進化の過程で針葉樹の方が先に出現しました。
ゆえにジュラシックパークでおなじみの恐竜の時代は針葉樹ばかりでした。
しかし今は、圧倒的に身の回りの樹木は広葉樹が多く、広葉樹が生存競争の中での勝者と言えます。
■広葉樹は葉が大きく太陽エネルギーを栄養分に変換できる効率が高く、木を堅くすることも、果実によって子孫を残すこともできる優秀な組織です。
しかしその分、葉の維持にかかるエネルギーは大きく、これを解決するためにほとんどの広葉樹は秋になれば落葉すると言う画期的な方法で(人間社会で言うとリストラです)、この問題を解決し、広葉樹大繁栄の基礎を作りました。
かくて、生存競争に負けた針葉樹はシベリヤや北欧の環境の悪いところに追いやられてしまいました。
日本の山はほとんどが杉・桧の、針葉樹ですが、これは人工的に植林されたもので、自然のままの里山はほとんどが広葉樹です
写真は樹木は広葉樹を代表するウリンと針葉樹を代表するウエスタンレットシダーの立ち木です。撮影地ちインドネシアとカナダです。