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人工木材と環境問題
住宅メーカーのアキュラホームは間伐材を利用して木製ストローの量産化に成功したという記事がありました。
カンナで削った薄い単板をヒントに、間伐材を厚さ約0.15ミリにスライス、管状に巻き上げて完成させましたた。
海洋汚染の原因になるとして、世界的にプラスチック製ストローの使用をやめる動きが広がる中、さまざまな企業や研究機関が取り組んでします。
このように小さなストローまでプラスチックから天然・自然素材に変えようと努力しているのに、どうして一般住宅のエクステリアは自然素材からプラスチック素材に変わってゆくのででしょうか。
木とプラスチックを半々に混ぜただからといって、新たな化合物質になるわけではありません、木とプラスチックの混合物なのです。
ですから木の長所欠点とプラスチックの長所欠点がそれぞれ半分出てしまうということです。
寿命が来たときにプラスチックが残ります。その量はストローの比ではありません。
将来、大変な事になりそうで、ちょっと恐いです。
当社では用途に合わせ人工木材と天然木材を使い分けていますが、なるだけ天然木材を利用していきたいと考えています。
特に住宅では人工木材をお勧めしません。
長所欠点を総合判定すると欠点の方が多いからです。