当社では木製小物商品、つまりウッドクラフトという範疇の商品の仕事もしております。ウッドクラフトは私が作成した造語で、ウッドとクラフトを合わせた言葉です。この単語も特許庁に申請しましたが、却下されました。普通名詞の2つが並んでいるからとの事でした。この定義は「あたらしいデザインにより木の素材を致した商品」というコンセプトでそれまであった民芸品とは区別したものでした。
33年前に作ったクラフト事業部では、当社で考えた物も商品化していますが、ヒットしたものは少ないです。またいい商品が売れるというわけでもありません。その時代や、価格、そして何かのキッカケなどに左右されます。
このブックエンドもいい商品と思うのですが。関東の図書館で大量に買い上げて下さったことがありましたけど、ボチホチです。
FB担当の私が考えたのは、本箱の一番端の本にブックエンドを置いても、すぐにズレてきます。
そこでズレない本立てを考えているうちにこのような形になりました。木材にウリンを利用していますので、とても重く、その重量ゆえ、固定されるというものです。
しかし製作はなかなか大変です。ウリンは変形しやすい木材で、十分な乾燥を必要とし、接続も強力にしないといけまません。
商品名は「ブックエンドエンド」とブックエンドにもうひとつエンドが付いているという意味です。
アイアンウッドの本立、2200円は値打ちありますよ。