今日は遊具の話です。当社ではウッドデッキを製造するより前にに木製遊具を設計製造施工しておりました。西日本のフィールドアスレチックはそのほとんどを施工しました。
当然屋外ですから、雨風、紫外線、シロアリなどの影響を受けます。それで木製エクステリア40年の経験となって、現在の商品にフィードバックさせています。
さて、今日は保育園のボルダリングと言う手掛かりを元にクライミングを楽しもうと言う遊具です。
保育園ですので角度はゆるやかですが、「こんなところに人工木材は使いたくない。」
と言うお客様のご要望にお応えして
・・・でも木材であればささくれやひび割れがあるといけない
・・と言うことで屋外用木材の中では最もひび割れやささくれの少ない、
ニュージーランド製のE-WOODと言う名前の現地では30年保証されている高耐久の木材で作ることになりました。
(実際にはこのような複雑な構造になると、人工木材は構造上対応ができないのが事実ではありますが)
加工・施工上の最大の問題は下のコンクリートが3次元に傾いていることです。
頂上部分は水平にして、それに向かって台形の構築物を作る・・・これ角度を出すのが大変難しい作業です。
特にコンクリートの接する部分は、現場で角度を計測し、それに合わせて3次元カットするのは、職人の中でも最高難度の技を要求されます。