今日は人工木材(樹脂木、再生木)の話です。
人工木材は「腐らない」と言うことと「エコ」であり地球環境にやさしいと言うことがアピールのポイントになっています。
しかし実際に人工木材は、JISの腐朽促進試験をするとウリンよりも劣ります。
でもこれは、耐久性の高いのは事実ですので許すことができますが、
もっとも問題なのは「人工木材は地球環境にとっては良くない」にも関わらず
「地球環境にはやさしい」として販売されていることです。
人工木材はプラスチックと木と半分ずつ混ぜ合わせて押し出し成型して作られますが、元のプラスチックのままであれば再利用できますし、木材については、木材製品の原料として、もしくは、発電の燃料としても利用できます。
しかし、混ぜ合わせて人工木材にすると、地球環境にとってはどうしようもなくなります。
例えば、自治体の一般ごみとしても受け付けてくれません。
かくて、解体の時は産業廃棄物として処理するしかなくなります。
現在プラスチックの海洋汚染が問題になっていて、ストローまで使わないようにしようとしているぐらいなのに、
いいのかなぁ。・・・と思いながら、担当者は人工木材の設計指定が入れば、悪魔に魂を売りながら施工しています。