よく中川さんのウッドデッキは「綺麗」「スマート」だねと言われます。
そりゃそうでしょ、1979年に日本で最初のウッドデッキを施工してから、40年経ちます、毎年のように商品の改良をしてきましたから。
そう見える原因はテスリ柱の根元に金物がないことです。ウッドデッキメーカーでは当社以外にありません。
大手エクステリアメーカーさんのOEM供給を始めたころに当社で特許を取りました。
このテスリ柱の構造は非常に理にかなっています。木材の仕事をしてきているからこそ、木材の正しい知識があったからこそできたものです。木は必ず収縮するというのは、多くの方が知っている事実ですが、長さ方向と板の巾方向では縮み度合いが違うのです。
ちょつと専門的になりますが、繊維方向1とすれば、半径方向は12.5、接戦方向は25の割合です。具体的な例として設置後1年で、長さ方向が0.1ミリ、柱の片面は1.25ミリ、もう一方の面は2.5ミリ収縮しているのです。
こんなことで柱の根元では柱と金物に隙間ができますね。それでホームセンターなどで展示している多くのテスリはガタがきているのです。当然ビスを何カ所もしめなおさなければなりません。でも構造的に金具は少し移動しますので、床板との接着強度が弱くなります。
その点当社が考えたものはハイテンションジョイントと呼んでいるように下からホルトで締め付けます。先の例では0.1ミリですが、ホルトで締め付けることはビスを締め直す事よりはるかに簡単にできます。そして小さい細いビスの力とボルトの力では比較になりません。
そのためテスリ柱が倒れた、緩んでしまった、ガタついてきた、などというクレームは皆無です。
これはキットデッキを購入されたお客様の多くが指摘されています。