web担当者は海外旅行好きでよく出国しますが、海外の景色を見ると職業のせいか木材の使い方について目がとまります。
今日はブロック塀にかわる木製目隠フェンスの話をします。
海外での塀やフェンスの素材に何を利用しているかというと、ヨーロッパ、米国、カナダ、オーストラリア、ニュージランドなどは住宅や施設とも圧倒的に木材を利用しています。
東南アジアなどはリゾート地には木を利用しているところもありますが、多いのはブロック、コンクリート、鉄やアルミなどの人工素材です。
この観点からいうと先進国は木材を利用し、開発途上国は人工素材を利用しているのがほぼ現実です。
これは心の「ゆとり」からくるのでないでしょうか。開発途上ではゆとりは少ないですからね。
ところが、日本は圧倒的に人工素材です、そして最近増えているのが人工木材です。
日本は木の国だとよく言われていますが、人工木材をよしとする感性は私は嫌です。
海外の住宅地の塀の写真をUPします。今回は目隠し度合いが強い(中が見えない)ものを選びました。
ヨーロッパ、北アメリカ、豪州などの住宅地を歩くと、本当に美しく気持ちがいいです。
土地が広く、ゆったりしているからもありますが、目に入る景色が天然素材、つまり木材を利用していることがその一番の効果であると思います。
文化、文明で先を進んだアングロ・サクソン諸国の人たちの感性は手に触れるところ、目に入るところは自然素材を使うのが幸せと感じているのだと思います。