木材の耐久性について
イペ材はブラジル産のハードウッド。ウリンはボルネオ産のハードウッド。
価格が高いのはイペ材です。また雰囲気もイペの方が華やかさがあり、高級な材を使ったと言う雰囲気があります。
どちらが耐久性があるかというと、JISの腐朽促進試験をするとイペはかなりの耐久性がありますが、ウリンよりは劣ります。
しかし、価格が高いこともあって、イペの方がウリンよりも耐久性があると思われている方がプロもアマも含めてけっこういらっしゃいます。
上記の例は木材として一番過酷な使い方・・・
「地面の中に埋めて使う」と言うことをやってみたらどうなるか
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・・当初の予測としてはどちらの材も問題ないだろうと思っていたのですが、8年経過したものを外して確認すると、ウリンは裏も表も全く問題がないにも関わらず、イペは、表は大丈夫でしたが、土に埋められていた裏面は、腐朽しています。
ちなみにインドネシア産のバツ(セランガンバツ)はこの実験に入れていません。それははるかに耐久性が悪いのがわかっているからです。
同業他社が工事した物件、公共工事などのメンテナンスなどで、現場を訪れてみると4-5年くらいで腐食していたバツを何度か見ています。
やはりウリンは凄いですね。やはりこの木は世間で言われているようにデッキに使うと30年以上のの耐久性があると言うのは本当のようです。