蝶板
4月19日の吹田市O邸ウォールフェンスの続きです。
お施主さまの要望で小さなお子様が安全に遊べるスペースとしたいということでした。
前回はウォールフェンスの外観を中心にお話いたしましたが、今回は中の部品について
お話しいたします。
ここの現場では門扉も取り付けました。
軽いレッドシダーとはいえ、野ざらしの木製門扉は経年変化でたてつけが悪くなる可能性を考慮して設計しなくてはなりません。
外観は完全に木製ですが、フレームは金属を使用した特殊な接合法を採用しています。
担当者のこの現場のいちばんのこだわりポイントはここの蝶板です!
屋外木製門扉は、このように蝶板を正面から取り付けたほうが、蝶板がへたったりビスがゆるんで門扉が垂れることを防げるのですが、普通の四角い蝶板ではさまになりません。
かといって、デザインの優れたものは高すぎる。
で、やっと見つけたのがこの蝶板。
まさに『蝶板』。
普通の丁番よりは高価ですが、利用しました。
手作業でブロンズ加工しました。戸当りもブロンズ加工。
鍵はちょっと行き過ぎてチタン加工になってしまったそうです。金物はすべてステンレスです。
端の柱は地中すぐに建築の基礎があるため、
掘削することができません。
戸当り用なので重量も風圧もかかりませんが、
地中と水切り下で建築基礎と固定しました。
- 掲載日
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- 2018/5/17/dd>
- 写真
- 6枚
- URL
- https://www.facebook.com/wood1911/posts/1967579153317256