今日は当社のキットデッキのトリセツ(取り扱い説明書=マニュアル)のお話をします。
ウッドデッキは通常であればプロの業者が製作するような大型構築物をDIY初心者である一般の方が組立てるのですが、製作マニュアルは正確にきちんとしていなければなりません。
キットデッキを購入され、組み立てられたお客様の体験談や施工例を見ると
「マニュアルが分かり易かった。」と言うコメントを多く頂きます。
キットデッキを開発する時に「ド素人が作ってもプロ以上」と言うことをコンセプトにしましたが、
それを実現するための手段の一つが、マニュアルでした。
そのため、キットデッキのマニュアルのポイントは
①中学生が分かるレベルの文章や表現方法でマニュアルを作る。
②図面や文章よりも絵で直観的に分かるようにする。
③変更や改善が即刻反映されるようにする。
と言う3つのことでした。
特に③番の即刻反映させるための方法として、これまでのように印刷屋さんに注文して製本していたのを、手間と費用がかかってもカラーコピーに変更したことです。
これまで、印刷製本の場合は、変更が常時はできず、どうしても一年ごとに見直しと言う形になっていたのを、キットデッキについては、変更や改善があった場合は、そのページの原紙をアウトプットするだけですぐに変更ができるようにしましたので、改善や変更はその日の内にマニュアルに反映されるようになりました。
思えばキットデッキを開発した当初の商品「キットデッキAタイプ」や「キットデッキBタイプ」の時代は商品自体のクレームはまったくなかったのですが、運送屋さんについての事やマニュアルについてのクレームは時々ありました。
マニュアルのクレームって何だろうと思われるかもしれませんが、
「デッキを作成中に雨が降ってきたらマニュアルの文字が滲んで見えなくなった」
というクレームでした。当時はマニュアルをインクジェットのプリンターで印刷していたからです。