今日はちょつとした現場での工夫の話です。
富田林市O邸のウリン材を利用したウッドデッキです。
玄関から裏側へ向かうとこのスペースがあります。
一般的なフロアレベルより高めです。
ここをどう処理すれば使いやすくなるか、施主さまと相談しながら、このような仕上がりになりました。
長方形のシンプルな形状で、境界フェンスいっぱいまで敷き詰めています。
ステップをデッキの上に乗せました。
デッキのフロアレベルを建築に合わせると、
庭へ降りるステップが複数なければ使いづらくなり、お庭のスペースも削られてしまいます。
コストダウンにもなっています。
そしてこのステップは、移動させて座卓としても使用できます。
施主さまのアイデアを実現しました。
今までになかった発想です。
ステップ2段分の段差が解消され、スペースが有効活用されます。
ウッドデッキと庭の距離は近くなりました。
境界側はメッシュフェンスの柱までで床板を揃えるつもりでしたが、
「モノが落ちたら取られへんやろ。」とウチの職人。
柱部分を切り欠いてメッシュフェンスぎりぎりまで伸ばしました。
手間は増えても仕上がりを重視するという、貴重な職人です。
そして、まだ幼いお子様が、目を離した隙に表へ出てしまうとのことで、
こんなものを作りました。
移動式バリケードです。
規格商品を利用して低コストに抑えました。
裏手は土手のようになっており、人目を気にせずウッドデッキライフを楽しんでいただけそうです。
担当者によると施主さまはすばらしいご夫婦で、「自分のできる限りして差し上げたいと思わされた」とのこと。