今日は木製の目隠しフェンスです。
箕面市N邸ウォールフェンスをご紹介致します。
ちょうど1年前に施工完了しました。
施主さまのご要望により、一部を覗いてインクスケッチ形式に変換致しました。
遊歩道に面していて、自然石や植栽がちりばめられていい雰囲気です。
でも、施主さまは、「敷地が有効に使えない。」
と、どんどん植栽を抜いておられる様子。
また、敷地内のバックヤードまであたかも遊歩道のような景観になっており、
見知らぬ人が横切っていったり、時には鹿が通っていくこともあるそうです。
ご覧の通りリビングも歩道から丸見えですので、目隠しとエイリアンのシャットアウトが目的のウォールフェンスを施工致しました。
高さ1.4m×長さ28m、敷地の3方をほぼ取り囲む形です。
シチュエーションが最高なので、ウォールフェンスも見映えがします。
遊歩道から粗い石を並べたのアプローチを経て門扉へと続きます。
門柱はもともとあったものです。
さまざまな条件を考慮し、既存門柱に門扉を取り付けることになりました。
大型の門扉で重量もあり、先々たてつけが悪くなることが考えられ、
さらに既存門柱も真っ直ぐ煮立っていないことを考慮し、ヒンジはエクステリアメーカーのアルミ門扉用の、3次元に出し入れ調整が可能なものを採用しました。
ハンドルもアルミ門扉のパーツを流用しております。
施錠できるほか、アソビが多いので将来的にたてつけが悪くなっても、ロックできなくなる可能性が低いのです。
筋交いもしっかり入れて、自重でひしゃげることを防止しています。たまに筋交いの勾配を逆にしている門扉を見かけますが、吊り元からつっぱらないと意味がありません。
門扉を開けると敷地の反対側までウォールフェンスが続いています。
反対側の門扉は少々間口は小さいですが、仕様はおなじ。
隣地側は横板を敷地内からビス止めしています。
後々のメンテナンスや交換を考えての仕様です。
横板は杉の鋸引き仕上げ材に防腐注入処理をかけたもの。
表面のラフさがまたナチュラルでいい雰囲気を醸し出しています。
柱は桧の防腐注入処理材。
笠木はレッドシダー。
ラフ仕上げの横板がかなり塗料を吸って色が濃くなったので、笠木はそれより濃い色を塗装してちょうどいい感じでした。
柱と基礎の際にシーリングされているのがおわかりでしょうか
施主さまがそういうご職業に就いておられ、
施工後にご自分で処理されました。
先日1年ぶりにお伺いした時も、問題ないとのことでした。
まるで避暑地の別荘のようなたたずまいですね。
ウッドデッキ倶楽部をご覧になってお問い合わせいただいたお客様です。
最初からNo相見積宣言をして頂いた、心も顔も男前の施主さまでした。
その心意気に対して担当者もご期待以上の工事をすることでお応えしようと必死になり、シチュエーションにも助けられ、このような自慢の施行例が出来上がりました。
ありがいことです。