おはようございます。先週につづいて、同じお宅のカーボートデッキの手摺り部分をご紹介します。 写真ではわかりにくいですが、相当の手間がかかっています。 既成サイズのウリン床板から間反りの少ない物を選んで製材し、 電動カンナで反り修正と直角を出し、プレナーという設備で一定寸法に仕上げ、 トリマという機械で1本ずつ面取りをしてやっとルーバー部材が完成。 ルーハーが1本ずつはまるよう溝をしゃくった枠を作り、 ルーバーを組み込んでビス止めしてパネルを製作するという、 手間の固まりの仕様です。 加えて手摺柱はいつものようにスチール支柱を木材デラッピングしています。 これも支柱にあわせて硬いウリンに溝をしゃくり支柱との取り付け強度を高めるという、 隠れた部分での並々ならぬ努力があるのです。 したがって、予算も上がります。この手間を評価していただける施主さまでなければ、簡単にご提案できません。