おはようございます。今日は最近よくある傾斜地のウッドデッキをご紹介します。 宝塚市S邸ウリンデッキ、造園業者さまの下請け工事でした。 現場は急斜面で、測量するにも担当者はズルズル滑りながらやってたらしいです。 基礎工事は造園業者さまにお願いしました。資材搬入も大変だったと思います。でも、狂いも少なく許容範囲内の位置に設置していただきました。 まるでひのみやぐらのようですね。 高いほうの束柱の長さで2mぐらいです。 大したことないように思いますが、これだけの傾斜地で重いウリンを頭の上まで上げて作業するのは、なかなかの仕事です。 じっと眺めていると、必死に踏ん張って立っているように見えてきました。 これだけの勾配ですので、床下構造はかなり頑丈に作っています。 柱に対して直角に取り付けてる部材を『根がらみ』、斜めに取り付けている部材を『筋交い』と呼んでいます。 いずれも柱とビス止めした上で、さらにボルトで固定しています。 さらに建物側は基礎にアンカーボルトで固定しています。 施工時の基礎への過度な負担をかけないため、高価ですがケミカルアンカーを使用しています。 柱と桁は中川木材オリジナルの固定金物で固定しています。 施工後数週間経過しているので、日に当たって少し色が濃くなっています。 分譲地の中でも高い位置のほうなので、見晴らしがいいです。 この区画の住宅は裏側がすべて傾斜地になっていますので、 軒並みウッドデッキを設置され、土地を有効利用されています。 ウリンあり、防腐木材あり、人工木材ありと、まるでウッドデッキの展示場です。