今日は当社がメーカーとして最初の商品を開発した時の話ををupします。
昭和54年に桧間伐材を利用したウッドデッキを試作施工しました。これが日本のウッドデッキの最初と思います。
それまで屋外には濡れ縁などがありましたが、これは木材を縦使い(写真に解説)します。
ウッドデッキのコンセプト定義を考え、船の甲板イメージで作りました。木を横使いしたことで当時の大工さんたちに常識外れだと批判されましが、気にしませんでした。
その後数多くの設計施工をしてまいりましたが、一般の方がご自分で安価に設置できるようにと開発したのが「キットデッキAタイプ」です。写真が昭和63年にメーカーとして開発した最初の商品になります。
素人には危険な丸鋸を使わなくても完成できる、活気的なものでした。
しかし問題もないわけではありません、写真のように手すりです。この時からたえず改良が加えられてます。いきます。
さて、ウッドデッキは当社が考えた名称です。
ウッドデッキは見たイメージが船の甲板に似ていたため、木(wood) の甲板(deck かんぱん、こうはん)つまりウッドデッキと名付けました。
その事から、長い板材を横使いにしたものが定義となります。ウィキペディアにも当社がこれで登録しています。現在の日本では本来のウッドデッキでないものがウッドデッキとして呼ばれてしまっています。
ちなみにウッドデッキの名称は特許庁に商標として登録申請を出しましたが、単純名詞の組合わせとなり却下されました、しかしキットデッキは登録できました。