人工木材ウッドデッキ/中川木材産業

人工木材のウッドデッキ

当社では自然の木材だけでなく、人工木材(合成木材、再生木、樹脂木)の利用も数多く行っています。
特に公共の場所や、施設に付随するデッキ工事などに多いです。担当者が自分のブログでこんなことを書いていました。

材木屋としては、木材を使う仕事が一番多いけど
時として合成木材を使ったデッキの工事もやる。
材料としては これが意外と面倒くさい

合成木材は木粉と樹脂を混ぜて押し出し成型したもの
木のように千差万別の表情を持っているものではない

また木材のように繊維が通っているわけではないから
ポキッといく場合もある
床下構造は木材のデッキのそれよりも密に作らなくてはならない

それでいて、樹脂だから温度差による伸び縮みがある
これを無視すると大変なことになる

伸縮を逃がす場所を作らなければ床板は富士山のように隆起することになる
実際、そのようになった高校のデッキやその他数多く見てきた
隆起したときにビスを持ち上げてしまうから、ビスがバカになってしまう

木は古くなると反りや細かいひび割れを起こす、
木自体は年月とともに趣が増すといわれるが
ひび割れを起こすとトゲの問題がクローズアップされる

ペーパーで補修、自分でメンテナンスしてもらえればいいのだが日本人はあまりそういう行動を取らない。

結局、メンテナンスが楽なもの
ひび割れしない合成木材・・・・・ということになる

アメリカでは自分たちでメンテナンスをするし、
木のトゲがあることで問題になったり、大騒ぎをすることはない

その結果今回作ったように、保育所、幼稚園にはこんなデッキが一番ということになる
割れることはなく、トゲが立つこともない

子供がそのように思うのではなくて、管理者側の考え。
木よりも合成木材は、夏場に暑くなってヤケドしそうになる
そして年月を経ると、自然に経年変化した姿でなく、違和感のある構築物になります。

掲載日
2017/11/28
写真
3枚
URL
https://www.facebook.com/wood1911/posts/1737046529703854

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