キットデッキAタイプ/中川木材産業

キットデッキAタイプ

当社では創業以来絶えず新しい木の商品を世に送りだしてきましたが、
今日はウッドデッキ開発についてです。
 
開発当時は多くの人が木は腐る、古臭いという感覚がありましたが、
木製は見直されるとの信念で開発しました。
 
きっかけは、昭和54(1974)年に杉ヒノキ間伐材の商品を開発し、
大阪国際見本市に出展したことです。
 
このときに一般の方1200名からのアンケートをとりましたが、今後木材が見直させるだろうという確信をもちました。
そこで前社長の自宅にウッドデッキを設置しました。おそらく日本で最初のウッドデッキでしょう。材質は桧の間伐材でした。
このあとフィールドアスレチック(木製遊具)の施工工事が多忙になり、デッキ開発は中断しましたが、昭和60年代から一般住宅や公共工事などでウッドデッキの受注が増えてきました。大型のウッドデッキでは国際花と緑の博覧、和歌山リゾート博、そして大阪の大型テーマパークにつながりました。
住宅用のウッドデッキは好調でしたが、費用としては高価なものになります。また競争相手も出てくるようになりました。
そこで新商品としたのは一般の人が自分で作れるウッドデッキです。
平成4年に組立用として、ノコギリ、カナヅチ、メジャーのみで作る「キットデッキ Aタイプ」を開発し、ジョイフル朝日さんより発売しました。
しかし手摺部分が弱かったので、1年後工法をまったく変えたBタイプを開発しました。大和ハウスさんから声がかかり全国のロイヤルムセンターさんで発売されました。
その後関東はユニリビング、九州はサンアイさんと4社のホームセンターを通して全国に販売し、商品も「DX」へとバージョンアップしました。お客様のニーズに合わせ、女性用の「ミニ」、DIY経験者用の「ラフ」の3つのシリーズが完成しました。平成11年頃に中国から安価なデッキが流入しました。品質は大きく異なりウッドデッキと呼べるものではありませんでしたが、価格が半分以下なこともあり、急速に広がりその年にすべてのホームセンターからの受注はなくなってしまいました。
すでに当社のホームページでは少しづつ売れていたので、この時よりインターネット販売に全面的に切り替えました。
2つの特許を取りましたが、テスリ部分が、強度があり、作りやすく、また金具が見えないという他社ではまねのできない技術のため、最大手の建材メーカーやハウス系列会社へのOEM販売も決まり、量産体制で製造することができました。
ホームセンターさんからの量的な注文はなくなったわけですが、OEMとインターネットでの販売でデッキは商売として軌道に乗りました。
またインターネットのおかげで、お客様の要望がすぐにわかり、それに合わせ商品を開発ができ、絶えず他社をリードできました。

現在はレッドシダーは4つの商品群475種類、ウリン47種、アマゾンジャラ307種類を楽天、ヤフー、オンラインショップの3つのウェブショップで販売しています。
写真は最初の開発品キットデッキAタイプです。

掲載日
2016/9/17
写真
1枚
URL
https://www.facebook.com/wood1911/photos/a.567992626609256.1073741826.171544186254104/1167229693352210/?type=3&theater

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創業1911年 
会社概要  
587-0042 大阪府堺市美原区木材通1-11-13 TEL:072-361-5501 FAX:072-362-3341
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