●再び国産材へ 商品戦略

2000年ごろからはいくつかの新商品に間伐材の利用や国産材を優先して利用してきました。
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1.木壁画(もくへきが)

国産材のさまざまな木がもつ色をそのまま活かして、その建物のコンセプトにあうデザインを作成し化粧壁面をつくるもので、壁材と芸術作品の中間的なアート建材というものです。わりあい高価なものですが、他社には簡単に真似の出来ない特殊な工法を開発しました。 
木壁画

2.間伐材丸太利用の化粧土留め、修景用土木資材

 
 この商品とシステムは既に先行している会社が多く、私たちは出遅れています。施工実績は少ないです。
 この分野では相当量の間伐材などが今後利用されると思いますので、私たちも日夜開発中です。
修景用土木資材
間伐材を利用した商品修景土木施設

3.木工沈床  

 
 川に自然をとりもどすために最近行われだしたもので、当社では大阪の淀川、大和川の河川の木工沈床を企画、施工しました。  日本には何社かのメーカーがありますが、当社も特殊な工法で特許申請中です。  この分野はマーケットが修景用土木資材にくらべると少ないと思われます。

4.自然木フェンス

やはり特許申請済の商品ですが、私が一番期待しているものです。
商品も大変特長のあるものですが、この販売システムに特長があるのです。
これからの時代は地元の木を利用して、地元の業者さんが仕事をするというのが今後の方向と思います。
特に間伐材のようにコストの安い木に付加価値をつけても、現場まで運ぶ運賃に費用がかかると、相当の付加価値でないとビジスネ採算に合いません。
この商品は製造されたフェンスを売るのではなく、また遠い地区の工事を受注すのではなく、システムの販売をしていこうというものです。
作り方、施工の仕方などのシステムを販売しようというものです。
その地区の木で、地区の業者さんに施工してもらおうというものです。
この自然木フェンスの特長は、利用する丸太が丸棒になっていなくても利用でき、末口と元口の大きさが異なっていても、丸太がねじれていても、曲がっていても、枝がついていても、簡単にフェンスになるものです。
またコーナーの曲がりや傾斜地などの角度も自由に取り付けられます。
また金具が外部から見えにくいことも、景観と合います。
そしてメンテナンスが簡単で、腐った場合でも簡単に取り替えることがでます。
取り付け金具と丸太の加工方法が特許なのですが、これを加工するマシンは特殊機械を購入する必要はなく、おそらくどの森林組合さんでも持っているような簡単なマシンで出来るのです。
現在大阪府で4箇所施工しましたが、高い評価を得ております。
いずれ日本も米国、カナダのように、製材した木を利用したフェンスなどより、自然の木を活かしたものが望まれる時代が来ると思います。
この点も期待できます。
以上、国産材に力を入れてきた主だった商品の説明をしました。おそらく他の木材会社でも同様の商品開発をされていると思います。
今後このような分野ではまだまだの発展が望めるものと思います。

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