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新聞からの木の豆情報

北海道大学のポプラ並木

・朝日新聞 2008/11/4
北海道大学のポブラ並木は1903年に初めて植えられ1912年に現在のような並木ができた。現在まで台風の被害に何度も遭遇している。近年、2004年9月の台風18号によって、北大構内の樹木約1900本がなぎ倒された。もちろんポプラ並木も例外ではなく、51本中、19本が根こそぎ倒れ、幹などが折れた。さらに8本も大きく傾いた。そこで傷んだ全ての木々を新しく植え替えることを議論された。元々並木は老木となっていることから、事故などを懸念し1970年頃から通行禁止となっている。ところが被害の報道されるやいなや「元の姿に戻してあげて」という電話、メール、手紙が全国から寄せられた。4千件以上の寄付の申し出もあり、2500万円余りが集まった。よって、再生の可能性がある木は何とか手当てをしようという方針が決まり、すぐに作業が始まった。比較的傷みの少ない木を埋め戻し、風の影響を弱めるため、枝を落とすなど処置が行われた。2005年5-6月、新たに並木ポプラを挿し木して十数年前から育てていた若木、元の木のクローンを植え終了となった。ポプラは成長が早いので、30年もたたないうちに以前と同じ姿になるだろうという。造林学の専門である松田氏によるとポプラの寿命は60-80年と短く、植えられた初めのポプラは残っていないという。

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