岩手県陸前高田市には景勝地・高田松原があった。しかし、東日本大震災の大津波により松の木は流され、１本だけ残った松は「奇跡の一本松」と呼ばれ復興のシンボルとなっていた。しかし、塩害などによって腐敗が進み保存のための処理がされる事となった。１２日に切り倒された。高さ２７メートルの一本松は枝を切り落とされ、地上部分と根本をチェーンソーで切断され。さらに運搬に適した長さになるよう３分割される。そして愛知県弥富市の工場で幹は９分割され内部は繰り抜かれる。次に京都市の工場に運ばれ、木材に含まれる水分を樹脂に置き換えられる処理をされる。来年の２月に、陸前高田市に運搬し。パーツとなった松を組み立て、カーボン製の心棒を通し。コンクリートの基礎の上に立てられる事となる。なお、枝は保存が難しいため型取りを行いプラスチエック作られたレプリカが取り付けられる。市によると費用は募金によってまかなわれ、現在は目標額の１５％が集まっている。保存費用の総額は１億５千万円程度になる見込み。
