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新聞からの木の豆情報

植樹の効率化

・読売新聞 2009/1/19<

三重県紀北町「速水林業」では、1日に1人できる植樹を今までの200本から大幅に増やして500本まで出来るように目指している。植樹作業は苗木を山腹まで運び上げ、斜面に穴をうがち、植えるという大変な作業だ。今までは1人でせいぜい200本。がんばっても200本より少し増やせる程度であった。速水林業では苗木の大幅な改善を進めた結果、苗木はセラミック製の細い筒に挿し木され、畝では根がビニールに包まれている。このまま山に差すだけなので、穴が小さくなり、作業も早くなるという。筒には割れ目が入っており、根の張る力で割れる。ヒノキの苗も何代にも渡って成長の早いもの選別していった。その結果、1年で1メートルの成長を行い。下草からも頭一つ飛び出る。これによって下草刈り自体が不要となった。さらには、鹿が植栽地に入らないようになり、食害を抑制する効果まであるという。速水林業では、国産材の値下がりと労賃の上昇する現状を見て、画期的な効率化によるコスト削減が必要と考えた。「苗木業者に任せていてもだめ。山にとってどんな苗が必要か、4年ほどかけて自分たちで突き詰めた」という。

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