高低差+傾斜でかなりフロアレベルが高くなっています。

桁を基礎にアンカー固定して沈下によるレベルダウンを防止し、勾配の下手へのズレを防いでいます。

横揺れ対策として、上下2ヶ所の根がらみ(?)と、大きく筋交いを入れています。

前後方向は建築基礎と固定しているので問題ありませんが、念の為に筋交いを入れておきました。

基礎が重力に引っ張られていくのを防ぎます。

柱は深く基礎に埋め込んでいりません。

垂直荷重を受ける基礎であり、ここで横揺れを防止するわけではありませんので、ズレどめ程度の埋め込みです。

将来的に柱を交換するような事態になったとき、モルタルを少し崩せば外せるようにしています。

「ウリンは腐らない」と過信して性能に甘えるのではなく、万が一にも対応できるように考えています。

手すりは眺望を重視した縦格子タイプ。

格子は鉄製丸棒を溶融亜鉛めっき処理したものです。

溶融亜鉛めっきはときが経過するとつや消しになって落ち着きます。

褪色したウリンのグレーともよく合います。

2014年9月完成
W:2700mm
D:1500mm
H:2600mm
てすり:H1100mm
樹種:ボルネオ産 ウリン

詳しくは担当者ブログを御覧ください。