新築時からウッドデッキを作りたいとこれまでホームセンターなどを探していましたが、材質やデザイン等が自己のイメージと合わないのと設置場所にテラスの支柱や雨水枡がある事も決断できない要因でした。そんな中、偶然ネットで中川木材さんを見つけ、価格は高いなあと思いましたが、さまざまな樹種やサイズの中から細かく選択でき、長持ちしそうなアマゾンジャラを問い合わせすると、即座に雨水桝内のメンテが出来てテラスの支柱内に収まる助言や設置図面を戴き、その後もこちらの要望に何度も図面変更をしてもらい、一大決意して製作する事にしました。材料が到着前に基礎工事を済ませておこうと思っていましたが、意外に最適な束石9個が見つからず、到着後となりましたが、150mm×150mm×150mmのサイコロ形状を購入し、束を乗せる面が小さいので、何度も設置図面と睨めっこして位置を合わせ直し、地中に半分程埋め込みました。製作は、木材搬入時が雨で長引き、置き場が玄関やお縁等バラバラとなってしまい、搬出まで木の匂いが部屋中に漂い続けました。仕事や他事で作業も飛び飛びになってしまうので、その度に前回までの進捗状況確認が必要となり、作業が長期化するハメとなりました。調整束で大引きの水平出しは思ったより簡単にでき、取り付け床板は正確にカットされているので、板反りはあるものの鼻隠しも含めて壁間と支柱間の隙間が5mm程と超精密級の取り付けとなりました。手摺りは12mmΦの木工ドリルを購入して図面通り床板に穴開けし、手摺り柱へのボルト取り付けもワッシャーガイドを使う事なく、自宅のモンキーレンチで締め付け固定でき、横板や笠木を取り付けてついに完成出来上がりました。妻も思っていた以上にガッシリとした骨格とデザインや色が気に入ってくれ、褒めてくれました。『DIY初心者が作ってもプロ以上の仕上がりに』がコンセプトのプロ以上とまではいきませんが、十分見栄えのする我が家のウッドデッキに仕上がったと自負しています。今後は、階段をどう製作するか、もう一つ楽しみが残っています。今回の製作で一番助かったのは、ドリルビットを始め、ほとんどの工具が付属していた事と組み立てマニュアルが絵付きの説明で、非常に分かり易かったことです。しかし、ハード木は重たく非常に硬かったです。あちこちに散らばった置き場から床板を持って来るにも1枚がやっとです。特に鼻隠しは重い板の双方を持ち上げなければならない為に一人では無理で、荷造り紐で双方を上から吊るして、付属のクサビやそれに似たあり物を紐に差し入れて高さを調整して穴開けやビス打ちをしました。最後に、練習セットで何度か穴開けやビス打ちの訓練をして臨み、特に穴開けは1回おきにドリルビットや四角ビットを交換して熱を冷ますようにしましたがドリルビット折れ  :6本(2本は木中に刺さったまま)NMSビスの頭潰れ :5本 四角ビット潰れ   :2本 と悲惨な状況となり、ビス打ちの締め付け具合も場所によっては硬さが違ったりして、マニュアルの『ビスの頭は少し沈めるぐらい』にはなかなか仕上がりませんでした。

 

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