キットデッキを製造発売して30年近くになります。絶えず改良を重ねてきましたが、お客様のニーズも変化してきました。それは2つの大きな流れがありました。
1.ひとつはDIYを経験し、ある程度の技術を持つ人が多くなったこと。
2.もうひとつはご自分の考えや好みが多様化してきたことです。
例えば30年以上前なら,木に節があるものは安物で、ないものは高級と言う概念ですが、現在では節は自然なものと思われています。
また手すりはラチスばかりでしたが、現在はいろいろな手すりがあります。
価格に関しても重要な変化がありました。低価格ばかりを求められていたお客様が、高いものでも購入されるようになったのです。
まえおきが長くなりましたが、本日は安価デッキと高額デッキのお話です。
キットデッキ開発当初はホームセンターに販売しました。当時オープンしたジョイフル朝日さんが最初のお得意先です。関西はジョイフル朝日さん、関東はユニリビングさん、九州はサンアイさん、全国としてはロイヤルホームセンターさんなどを中心として販売し、順調な推移をしていました。1996年にホームページを開設し、その中で試験的に販売するようになりましたが、その後しぱらくして中国から安価なデッキがホームセンターに出現しました。品質は悪いものの、価格が当社の三分の一で、当社は大打撃を受けました。1年もしないうちに全国のホームセンターとの取引は終ってしまいました。幸い大手建材メーカーOEM供給していましたので、売り上げは確保できましたが、一般大衆向けは激減しました。そこでキット商品はホームページだけで販売するようにしたのです。
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