これは某大手電器・建材メーカーさんに納入する木製品の部材です。
ウェスタンレッドシダーの節のない木で作られています。
見ただけでは特にどうと言うことのない加工製品です。
しかし精度が凄い。
図面の精度を見ると木工加工業者は腰を抜かします。
穴あけ位置の要求が0.1mm単位なのです。
金属加工では、この精度は当たり前ですが、木材で0.1mmの精度など通常であればできません。
いくらボール盤できっちり穴あけしたところで、杢目に引っ張られて穴がずれるからです。
さらに木材の場合、乾湿の差で、全体で1mmぐらい動くからです。
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