経営革新IT利用 最小の費用で、最大の効果を

1.会社の案内、概要
2.会社の危機とそのときの対応と方針
3.ネットワーク時代の到来
待ち望んだLAN

MS−DOSの時代にはかなりパソコンを使い込んでいました。データーベース、ワープロ、表計算、プレゼン、グラフィックソフトなどを仕事に利用していましたが、スタンドロアンで、しかもひとつのソフトしか利用できませんでした。データベースとワープロは差込印刷していたので、その都度起動しなおさないといけないので、不便でたまりませんでした。
ネットワークが導入できる時期(Windows95の発売)がきましたが、あえて1年待ちました。この当時からソフトは肥大化し安定性がなくなってきていたからです。
平成8年春に社内ネットワークを大手業者にたのみ設置しました。サーバーやパソコン、すべてNECにマイクロソフトのワード、エクセルがインストールしてあるものを10台導入。当時でサーバー共で1000万くらいの投資でした。
すへで同じメーカーで同じソフトに統一し、ネットワークソフトもNECの親和性の高いネットウエア、そしてディラーはNEC最大の代理店、このような組合せにしたのはネットワークの不具合を発生させないためでした。
仕事は非常に生産性の高いものになりましたが、ネットワークの障害には苦しみました。オフコンも同じネットワークを利用しており、オフコンのバグと両方で、大変な苦労をしました。
しかし、自社でネットワークを新に引きなおし、自社開発の木製OAフロアーの採用などで、一気に問題は解決しました。
事務所内は自社開発 特許出願中の木製フリーアクセスフロア45センチ各のパネル 45モリの空間ができる、断熱効果もあり

インターネットとの出会い

当時新聞などでインターネットが騒がれてきていました。私はパソコン通信もPC−VANの初期の会員でしたが、接続することが出来ず挫折し、あきらめており、当然インターネットなんか、自分にはできないものと思っていました。
このような時に勉強会でモザイクによる海外のホームページを見たのです。このときに衝撃は今でも忘れられません。ネットの構造は理解できませんでしたが、すごい事ということは理解できました。これからはインターネットの時代と確信し、すぐに勉強を始めたのです。プロバイダーに加入しホームページ作成ソフトを購入しました。
しかしマシンの不調で1週間インターネットに接続できずで、プロバイダーにマシンを持ち込み、半日テストしましたがが原因不明でした。翌日、NECさんに会社まで来てもらい、深夜までみてもらいましたが、原因不明で再度、翌日も来社され、結局持ち帰ってもらいました。まるまる1週間かかりっきりでした。このときは何度もあきらめようと思いました。
しかし、パソコン通信での挫折を思い出し、ここで止めたら、一生インターネットは出来なくなると思い、必死の思いで努力しました。
接続してからは1時間で3ページのホームページを作成し、世界に情報を発信したのです。1995年12月のことです。自分でインターネットの将来性を考え、自社で出来うることを、いろいろ手を打ちました。woodドメインの取得、レンタルサーバーを借りることなどです。幸い、昔からの木に関する情報を貯めていたので、苦労せずに毎日数ページづつ増やしていきました。その後、来場者からの声や、アクセス数とコンテンツとの関係が分かり始め、順調に現在にいたっております。アクセス数の維持のための費用はかけていませんが、一般にされているような事はひととおりやってきました。現在は毎日見に来てもらうためにはという観点からホームページつくりをしています。ホームページの概要は別紙の通りです。

ホームページから得たもの

私がインターネットから得た最大収穫は、ホームページの構造と概念を理解できたことでした。
具体的にはHTML文、ハイパーリンク、画像、テキストの混在、同時に多くのパソコンからアクセスできることなとです。いままで社内システムを考える上で、自社ではできず、外注すると、相当な費用がかかるので、あきらめていたことが、このホームページの概念の理解により、つぎつぎと自社で、なおかつ費用はほとんどかからず、出来るようになっていきました。例えばグループウエアを導入したかったのですが、費用が高すぎしました。何か別の方法で代用出来ないかといつも考えていましたが、既存のデーターベースの知識とホームページ技術をあわせると、可能性がでてきました。社内LANの中でいろいろ実験してみたら、うまくゆきました。その後、どんどん社内webを充実させていきました。
4.社内イントラネット構築から複合利用へ
5.IT利用の具体的な例
6.社内教育
7.経営メリットとデメリット
8.IT利用に関する今までの方針




 IT百選プレゼンtop