博覧会シリースです。1990年の国際花と緑の博覧会の経験のあと1994年に和歌山で世界リゾート博が開催されました。ここでも会場のウッドデッキのほとんどを当社で企画・施工しました。この地方博は294万人の入場者数で、当時として成功した博覧会でした。フェィスブック担当の私も20回近くたずねました。現在もテーマパークのポルトヨーロッパとなり人気があります。
さて、仕事のきっかけとしては、この博覧会準備事務局に営業をかけました。ウッドデッキは会場のあちこちに計画されていましたが、予算が安すぎて、どの業者も引き受けてくれない中、偶然訪問したのです。予算を聞くと相場の半額以下でした。
そこで、考えたのが、6ヶ月の限定なので、耐久性を半年とし、会期終了後、引き取り、土木用の別の用途で販売することにより、販売価格を協会の要望に合わせるというものでした。
あとから聞いた話では、協会では中川で出来なかったら、会場計画変更してウッドデッキはやめてコンクリートのままでするつもりだったとか。そういう意味ではリゾート博覧会の評判はウッドデッキの雰囲気がよかったので、中川木材産業の貢献のおかげもあったものと自負しています。
利用した木材はツーバイフォー工法に利用する木材でヘムロック(ベイトガ)です。
余談ですが、ここでも木製の大型スロープ2基を施設提供(寄付)したので、協会のロゴマークを利用することができ、当社のPRに利用させて頂きました。
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