当社の一般の方が作るウッドテッキ(商品名キットデツキ/登録商標)は発売以来30年近くになりますが、現在まで製造発売をつづけられるのには理由があります。
絶えず改良を加えているからです。
今日はこの改良の背景についてお話します。
主に四つの事柄があります。
1.お客様の思考の変化、流行という言葉に置き換えます。
2.お客様の技術的な進歩、
3.素材の技術革新
4.新たな発想
1の流行とは主に見た目的なところが多く、既に出回っているようなデザインは飽きられます。その時代の感性です。当社では絶えず時代を先取りしてきました。例えば手すりの面体はラチスからクロスに、そして現在は横ストライプです。
時代に合わせ、オプションを増やしたり、商品デザインを変更したりします。
2の作る人の技術的な進歩とは、DIYの普及に関係してきます。30年前ならDIYが趣味の女性はほとんどいなく、ウリン材のような固い木はプロの大工でも穴開けは困難な作業でした。さまざまな理由からDIYをする人が増えてきて、それぞれ経験を積なできました。現在なら女性でもウリン材を利用しています。
3の素材の技術革新はデッキに取り付けるビスがいい例でしょう。以前なら、ウリンなどにビスをねじ込もうとすると、途中で必ず折れたものです。最近の特殊なビスは、完璧とまではなりませんが、実用レベルになっています。
4のあらたな発想というのは、開発者が絶えず考えている中で気がつくものです。突然ひらめいて、試作しますが、多くの場合、何度も試作を繰り返しています。当社の手摺、調整束、束石や取り付け金物などは今までになかった画期的なもので、未だにこれを超える商品はでてきておりません。
このように外部からの影響や社内努力の結果、長期にわたって商品を作り続けています。
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建築の凹部分に落とし込むタイプ。
掃き出し窓をつないで
動線が広がります。
一皮むけたウリンは
夏の日差しを浴びて輝いています。
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詳しくは
『ウッドデッキ倶楽部』で検索か、
プロフィールのURLより、
『凹に凸する』
で検索して下さい. .
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樹のある風景 家内と娘、孫2人がケアンズに旅行して6日目、今日帰ってきます。2007年に社員旅行で行ったときのイチチク科の巨樹です。
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娘と家内がケアンズに旅行に行く時に小型カメラを貸しました。
彼女らは私が木のモノに興味があるのを知っているので、木の構築物の写真を撮って来てくれました。
会社公式ページなどに興味深いものをUPする予定ですが、その中でガードレールをご紹介します。
日本のものとはまったく違いますね。デザインもいいし、特に木材と金属の組合せが素晴らしいです。
凹に凸する ~箕面市Y感性邸ウリンデッキ
箕面市Y邸ウリンデッキをご紹介いたします。
今年8月完成のとれとれデッキです。
建築の凹部分に落とし込むタイプです。
W3500×D2250
出幅をどこまでとするかで悩みましたが、手前通路の有効幅、コストパフォーマンスの良い寸法、将来パーゴラを追加したときの基礎位置、等を考慮して決定しました。
床板の張り方向は原則的には縦張りをお勧めしていますが、こちらは横張りでも床板は継ぎ目なしに張ることができますので、コストパフォーマンスの良い方にしました。
一般的なウリンのイメージは、退色する前でももっと赤褐色だと思います。
それはすでに日焼けしているもので、製材したてはこのような黄褐色です。
「本当にウリン?」と疑われたこともありました。
入荷状態ですでに表面は焼けムラがあったり汚れたりしていることが多いため、工場で軽く削っています。
だから、中川木材のウリンデッキは」こんなに美しいのです!!
工事完了後、待ってましたと言わんばかりにウッドデッキを堪能するお兄ちゃん。
翌日にあらためて撮影に伺い、撮影前に拭き掃除をしていると、お姉ちゃんが手伝ってくれました。
兄妹そろってとても人懐っこく、「写真撮ってぇ~」「写真撮らせてぇ~」
と、なかなか無人撮影が許されませんでした(笑)
梅雨明けからお盆休みの間に完成しました。
残りの夏休みを堪能されたでしょうか?
--メッセージは省略インスタグラムをごらんください。--