今日は少し変わったお話です。
近年になって古材が一定の商品群として定着しています。
その関係からか、数年前から中古足場板をアート的に利用する店舗やDIYの材料として使われる方も増えてきました。
当社は木製の目隠しフェンスやウッドデッキのメーカーですが、創業来の部門として土木仮設材の販売も未だに続けています。昭和の30年代からスギや合板足場板などをゼネコンに販売してきましたが、使い古した足場板が商品となるのはここ5年くらいのことです。
ただ、お客様のニーズも多角化してきており、ペンキがついているのが欲しい、反対についているのはダメ。
同様にセメント、腐っているもの、ワレているもの、クギ、波クギ等があるもの、ないもの等の注文があります。
新品の時は4メーターのスギ1種類だったものが、何十種類にもなっています。
でも考えようによっては焼却処分されるものが、再度利用されて、CO2を固定化するのですからエコロージー商品となりますね。
写真は在庫状況とその利用例です。
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中川木材産業では、
「素人でもプロ以上の仕上がり」
というコンセプトで、
DIYウッドデッキ『キットデッキ
を販売しています。
以下、お客様からいただきました
レビューです。
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今回は、初めてのウッドデッキの製作ということで、何かと不安な点もあり、注文するまでも、ずいぶん悩み検討した上での申し込みとなったので、出来上がった時の喜びは、相当なものでした。注文するまでも、何度も何度も、中川木材さんへの問い合わせをさせていただき、十分に不安が解消した上での製作だったので、とても楽しく、作業出来ました。・・・・
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続きは
『ウッドデッキ発信基地 』
でごらんください。
樹のある風景 オーストリー旅行した時のドナウ河クルーズの船上から。
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ボケです。
最近の自分かな ?
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作製したウッドデッキの大きさは、横張り2.8mx1.2m。全て通常束で。半分は犬走りがあり、コンクリ上だった事と最初に寸法測定を頑張れば、調整束よりも楽かなとなんとなく思い、且つ通常束の方が安いので、全て通常束で行いました。届いた説明書を見て、調整束はノコギリで切る作業があるとの事で、やはりこちらを選んで正解だ!と思っていましたが、それなりに苦労しましたが、不明点についても担当の方がご親切に色々と教えてくださいましたので、安心して発注するに至りました。
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今日の記事は画像だけご覧いただき、
事実を公平に判断頂いたほうがいいかもしれません。
これは住宅展示場で撮影した人工木材のデッキ。
なにか変。
ハナカクシがハナカクサズ・・・。
熱で伸びています。
撮影は寒い朝でしたが、元の鞘にはおさまっていない様子。
これ以上ない高額サンプル、住宅展示場のデッキなので、
一流メーカー製だと思うのですが・・・。
そういえば、前回記事の保育園の屋上デッキですが、
人工木材は無垢材と違い長さ方向にも伸びるので、
継ぎ目もクリアランスを開けて施工します。
だいたいこのように2mにつき5mm程度。
ところが、こちらは1センチを超えています。
こどもが手を突っ込んだり、裸足出歩いたことを想像すると怖いですね。
保育園のデッキには、ササクレが絶対に起きない人工木材の方が向いていると思っていましたが、そうとも言えません。
当社でも人工木デッキ工事をすることがありますので、むやみに否定したくありませんが、
事実は事実としてお伝えしなければなりません。
ちなみに、昨年の関西エクステリアフェアにて驚いたことがありました。
超有名エクステリアメーカーのブースで、
木樹脂デッキの施工実演をしながらメーカーの人がマイクで話していました。
木樹脂デッキの上ではバーベキューをしないでください。
火の粉が飛んで床板を溶かしてしまいます。
ウッドデッキ活用法TOP3を簡単に否定してしまうなんて・・・。
--文章はインスタグラムをごらんください。--
弊社は30数年前、まだ人工木材が一般向けに販売されていない頃から
官公庁の仕事で人工木材を使っていました。
当時、人工木材は、クレームだらけの商品でしたが、
この当時のクレームは物理的なことに関してでしたので(伸び縮みが激しくて変形するとか)、
施工方法を工夫して何とか対応することができました。
それから10年ぐらいして、大手エクステリアメーカーが
一般住宅向けに人工木材のデッキを販売するようになり、
ずいぶんと改良されて今に至っていますが、
やはり人工木材の根本的な性質(半分が木で半分がプラスチック)
と言うことに起因する問題点が解決していません。
それは「数年すると何とも汚くなる。」と言うことです。
黒く見えているのが汚れです。
人工木材は静電気が発生し、汚れが付着し、
メンテナンスしないとそれが固まってこのようになります。
木材であれば、静電気は発生しないので基本的に汚れは風や雨で飛んでしまいますが、
人工木材の場合は、汚れがデッキにこびりつき、掃いた程度では綺麗になりません。
デッキブラシで水をかけなから、ゴシゴシこすり落とす必要があります。
何もしないと、ゴミ箱の横にいるような雰囲気で、
とてもデッキの上で食事しようという気になりません。
一般的に人工木材の欠点は、
夏場は熱くてデッキの上は裸足で歩くと火傷すると言われていますが、
我々のように人工木材も天然木材もどちらも施工している業者にとっては、人工木材の最大の欠点は、
「経年変化した時の何とも言えない汚さ。」だと思っています。
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