ウッドデッキの中川木材産業
作成者: Katsuhiro Nakagawa · 1時間 ·
今日は木材の勉強シリーズ、木材を理解するうえで大事な水分の話です。
木材の含水率は、その中に含まれている水の重さを絶乾状態の木の重さで割った比率で表します。
(食塩水の濃度のように含水率の上限は100%と言うことはありません)
例えば、国産の杉であれば、立木の時はこの図Aように、水が細胞の中に一杯ある状態であれば、
含水率は200%を超えます。
木材の細胞はパイプ状の構造をしていますが、生木の時は図Aのように水は細胞のパイプの中に一杯たまっています。
これを自由水と言いますが、ここから乾燥をしていくと、このパイプの中の水が抜けていきます。そして含水率が25%~30%の時点で、
次の図Bのようにパイプの中の水が完全になくなった状態になります。この状態を繊維飽和点と言い、これを境の木材の性質が変わります。
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敷地より歩道が上がっているため、
目隠しフェンスも高くしました。
細い横板をアクセントで混ぜることで
圧迫感を緩和しています。
詳しくは
『ウッドデッキ倶楽部』で検索か、
プロフィールのURLより、
『目隠し、ハナ隠さずウォールフェンス』
で検索して下さい。
ずいぶん以前に友人がスイス旅行したときに撮った巨樹の写真です。昔ですので画素数も少なくサムネイルでなんとか見えるぐらいです。でも場所も、樹種も聞かなかったので何もわかりません。
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今日の失敗
連日の新年会で頭がアルコール漬けでおかしくなったのか、今朝は黒猫チョビ(会社ネットショップ副店長)に可哀想なことをしてしまいました。
昨日新年会に行くため、会社から車に乗り、金剛駅近くのタイムズに預け、そこから電車で行きました。
帰りは駅からバスで帰宅。つまり車はタイムスに一泊します。
それで今朝は、駅まで徒歩で行き、車を引き取り自宅に戻り、自室でチョビをゲージに入れました。
再度車で乗り、会社に出勤しましたら、チョビがいません。自室でゲージに入れたまま、忘れてしまったのです。
写真は駅近くのサザンカ街路樹から。
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■▼▼その5 In-キット▲▲■-->
茨木市F邸SE-WOODデッキをご紹介いたします。
デキタテノホヤホヤです。
【More・・・】
新築に合わせてウッドデッキを作りたいとお問い合わせをいただきました。
平面図は頂いていたのですが、
ウッドデッキを挟んで建築の向かい側にも壁があるという状況が、
イマイチピンときませんでした。
実はワタシ、建築図面を読み取るのが苦手デス・・・。
ま、ご希望のウッドデッキの仕様には関係ありませんでしたので、
見積もりはできました。
ご予算が厳しかったのですが、
現場確認時に想定外の状況がないと仮定した場合の、
考えうる最低コストをご提案し、
OKをいただきました。
--文章は省略--.....
お幼き日 問いかけられる 大丈夫 時間が流れ 今猫たちに
幼い時に大人からよく問いかけられていた言葉を
今、猫たちにいっている大人になった自分がいるなぁと・・・
そんな懐かしい思い出がふっとよみがえり
あらためて時の流れが早いなぁと・・・
・・・.. >
旧来と異なってきた木製キャンバー
今日はキャンバー(くさび・楔)の話です。土木業界、つまりゼネコンさん、納材業者の間ではキャンバーというと荒い加工のもので寸法精度もプラスマイナス5ミリのもの。それが普通でした。
トンネル工事や型枠などに利用されるキャンバーはその用途から押し潰れたり、割れなければ良いため、木材の乾燥とか木材欠点とか見栄えは関係なく、費用が安ければ良いというのが定説です。
そのため土木用の矢板を利用して、帯鋸(おびのこ)を利用して作成するのですが、そもそも帯鋸を利用したのでは精度がでませんし、矢板もJISやJAS規格もなく+-1ミリは当たり前です。
ところが当社で、あるとき木工機械を利用して、建築用木材を利用して作成したところ、ゼネコンさんの評判がよく、
コスト的にも同じであるため、この1-2年の間に規格品のキャンバーはこの方法に変えました。
写真はキャンバーの規格品リストです。現在9種類のものがありますが、当然別注のものもご注文を受け付けております。キャンバーのホームページはコチラです。
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木材の含水率は、その中に含まれている水の重さを絶乾状態の木の重さで割った比率で表します。
(食塩水の濃度のように含水率の上限は100%と言うことはありません)
例えば、国産の杉であれば、立木の時はこの図ように、水が細胞の中に一杯ある状態であれば、
含水率は200%を超えます。
木材の細胞はパイプ状の構造をしていますが、生木の時は上図のように水は細胞のパイプの中に一杯たまっています。
これを自由水と言いますが、ここから乾燥をしていくと、このパイプの中の水が抜けていきます。そして含水率が25%~30%の時点で、
次の図のようにパイプの中の水が完全になくなった状態になります。この状態を繊維飽和点と言い、
これを境の木材の性質が変わります。
この繊維飽和点の含水率でも生木の状態に比べるとかなり乾燥していますから、これで加工ができると思われると大間違いです。
この状態からさらに乾燥をすると、こんどは、細胞壁自体の中の水が抜けていきます。
つまり細胞と言うパイプそのものの中の水(結合水と呼ばれます)が抜けていきます。
すると、細胞の結合水が抜けたことにより変形収縮します。
そのため、これが木材の割れや反りになります。
含水率が15%程度になった時。つまり廻りの湿気との兼ね合いで、つり合いが取れた状態を平衡含水率と言います。
これは同じ木材でも日本と外国では湿度が異なるので、この平衡含水率も変わります。
空調のない住宅では、天然乾燥された木材を使って住宅内装や家具に加工しても問題なかったのですが、
空調がきいていると乾燥はさらに進み、木材の含水率は10%ぐらいまで下がります。
と言うことは日本で100年天然乾燥させた木材でも、室内にもってくると、
さらに乾燥してひび割れや反り・曲がりが発生します。
そのため、室内用に使う木材は、人工乾燥をしてわざと自然状態よりも低い含水率にする必要があります。
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