今週もよろしくお願い致します。
今日も人工木(樹脂木)デッキを計画されていて、最終には天然の木材を選ばれたお客様をご紹介します。
滋賀県 Tさんです。品名は『キットデッキ ハード/ウリン』です。このキットはすべてウリン材を利用していますので、耐久性は人工木(樹脂木)よりあります。経年変化したウッドデッキはやはり本物の木の方がいいです。人工木は汚くなりますから。
以下全文掲載します。
自宅新築時に人工木(樹脂木)デッキを取り付ける計画だったのですが、資金の問題でピンコロの見切りでデッキスペースだけを準備してもらっていました。
それから2年が経過し、どうしてもウッドデッキが欲しくなり、費用をおさえるためキットで組み立てることにしました。
基礎作りが難関だと聞いていたので、束石を置くときには相当神経を使いました。
その結果、ウッドデッキの土台を置き始めてから高さを調整しなおした束石は2つだけで済みました。
床板パネルは相当重く、14枚を取り付けるのはいい運動になりました。
出来上がってみると、寸法もぴったり合い、素人が作ったとは思えない仕上がりで、人工木(樹脂製ウッドデッキ)にはない重量感もあって大変満足しています。
今回はイメージがつかめなかったため、手摺の取り付けは延期しましたが、じっくりとデザインを考えたいと思います。
製作中に近所の人が見に来て野菜を差し入れてくれたり、通りがかりの人が声を掛けてくれたりと大変楽しく作業をすすめることができました。
ウッドデッキの自作には関心が高く、「キットデッキ」の潜在需要は相当ありそうです。
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能登半島、羽咋市(はくいし)の気多大社の「むすび松」です。2本の松の木が根本で結ばれています。
土曜、日曜と能登半島に行きました。木材団地の総会旅行と巨樹撮影です。
昨日、早朝和倉温泉から出発し9箇所回りましたが、1箇所の木を見つけることができませんでした。
いつも事前にグーグルマップで下調べするのですが、現地付近に到着しても場所の特定ができないとか、さまざまな事情で間近まで行けないことがあります。
カーナビの地図情報やスマホのマップが事前のパソコンのグーグルマップと異なるからです。また、多くの場合付近に人がいません。
結局、8時間の間で回りきらねばならないため、諦めて次ぎの場所に移動します。今までにも何度も経験しています。でも8箇所9本の巨樹と出会い、最終は金沢駅でレンタカーを乗り捨てました。
リューアルした金沢駅は初めてでしたが、世界で最も美しい駅のひとつに選ばれただけあってすばらしいものでした。写真は鼓門(つづみもん)。
巨樹写真はホームページやインスタグラムでupさせていただきます。
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長野県 Hさん の体験談
分かりやすいマニュアル・加工精度の高さ・簡単かつ素早い組立てのための小物たちのおかげで、DIY初体験の私と手伝いの父でも正味1日で理想のウッドデッキを作ることができました。インターネットの情報だけで購入してしまったので、正直不安もありましたが 。......全文はホームページ「ウッドデッキ発信基地」でご覧下さい。
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これが完成当時ですので、
ウリンと比較すると褪色は早いですね。
まあ、20年以上もつと思しき木材の元の色が、
半年もつか1年もつかという差なので、
五十歩百歩ですね。
床板はこのとおり。
まだ濃いところがあり、ウリンの経年変化と変わらないように見えますが、
1年後にはもっと白っぽくなります。
光の当たり具合でかなり白っぽく見えますが、
前の写真の方が実態に近いです。
陽当りの悪い場所でもこんな感じです。
ということは、
褪色には可視光というよりは紫外線の影響が大きいということですね。
木材表面の化学成分は、
光を吸収して光酸化分解し、水溶性となります。
これが降雨によって溶脱し、
また光劣化を受けるというサイクルを繰り返します。
受け売りですが、
20年近く前にちゃんと昔に自分で調べました。
床板と比較して、手摺の横板は褪色が遅いです。
雨水がたまらないので、
色素成分の溶脱が遅いということです。
また、柱に横板を「打ち付けるのではなく、
柱の内々に横板が入る構造なので、
笠木によって濡れにくいということも影響しています。
この構造は別にそれを狙っているわけではありません。
手摺だけ色が残っていても仕方ないですから。
--文章は省略--
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今回は弊社施工オーダーメイドデッキです。
お客様はこちらで雑貨の店舗をリニューアルオープンされるにつき、
入り口前にデッキを作って欲しいと言う依頼でショールームに来られました。
その時のご要望が「DIYで作ったようなデッキにして欲しい。」
以前大阪の某テーマパークのデッキ工事をした時は
「100年前のアメリカ人が作ったサンフランシスコの波止場を作ってくれ。」
と言われて作ったことがありましたが、
この時は1億円の仕事でしたので、アメリカまで確認に行き、
さらに実物大のデッキを作って、デザイナーの了解をとりましたが、
今回の場合はそこまでのことはできませんので、
施主様のイメージが担当者に確実に伝達されているかどうかの問題でした。
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