前回に引き続き、木製フエンスです。今日は高さが低いものをupします。
木のフェンスと言っても丸太を利用したものから板材まで、また塗装やペンキを塗ったものまで、カーブ状になったものから板の先を加工したものまで、いろいろなものがあります。目隠しの効果はほとんどないので、自宅と道路の境界を表し、景観的に良くなるように考えられたものが多いと思います。このシリーズの写真は米国、カナダ、オーストラリア、ニュージランド、デンマク、フランス、オランダ、チェコ、オーストリー、フィンランド、エストニア、ドイツなどで撮ったものです。古いものは1975年から現代まで。
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施工後2年4ヶ月経過したウリンカーポートデッキ。
白く塗装した鉄骨の汚れを心配しましたが、
目立ちませんでした。
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詳しくは
『ウッドデッキ倶楽部』で検索か、
プロフィールのURLより、
『藤井寺市N邸カーポートデッキ2年4ヶ月経過』
で検索して下さい。
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インドネシアのボゴール植物園は昨年も2回訪問しました、植物園を意識してからは3回、興味がないときを含めると5回訪問しいます。これは2005年9月に一人旅で行ったときのもの。有名なカナリウム並木。正門から 450mも続くメイン・ロードで木はカナリウム(Canarium indicum )。樹齢は200年ぐらい。
関西地域はなんらかの被害がありましたね。当社も倉庫の一部が壊れ、朝から数人で復旧しました。
自宅では豊中から移設したハナミズキが地上1メートルくらいのところで折れてしまいました。隣家に当たらなくて良かったですが、悲しいです。ハナミズキは豊中の自宅から3本持ってきましたが、1本は数年前に市の水道工事の折に根を切られ、枯死してしまい、とうとう残り1本になってしまいました。
写真は何年か前に撮ったこのハナミズキの葉。
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静岡県 Tさん宅
● 組立時間/5時間(2台3人)
4×4用の束石を使用したまでは良かったのですが、水平を出すのに少々苦労しました。説明書通りに組んだら思ったより簡単でした。.......全文はホームページ「ウッドデッキ発信基地」でご覧下さい。
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書類倉庫を整理し、
大量の廃棄書類が出ました。
そこになぜか1mほどの人工木材が数十本ありました。
昔、現場で使用したあまりを、
アウトレット品で売れるかもと溜め込んでおいたらしいのですが、
結局処分することになり、
書類と一緒に自治体のクリーンセンターへ持ち込みました。
受付でゴミのチェックを受けていると、
これは何や?
と、おっちゃん。
人工木材といって、木材とプラスチックを混ぜた素材です。
不安を感じながら丁寧に説明する、
いつでも低姿勢のトヨキチです。
ん~、ちょっと待っといて。
と言い残し、おっちゃん軍団で会議が始まりました。
ほどなく戻ってきたおっちゃんが言うには、
木やったらええねんけど、
これは一緒に処分でけへんから持って帰って。
そうなのか。
おっちゃんの説明がよくわからなかったのですが、
・紙や木材と一緒には処分できない。
・粗大ごみとしてなら処分できる可能性があるが、断られるかもしれない。
・粗大ごみ扱いが可能だとしても、他の書類や木の処分費の4割増しになる。
ということのようです(これは堺市でのことです。自治体によって異なります)。
えーーーっ!
3年ぐらい前は処分してくれたのにー!
せっかく木樹脂デッキの値段が下がっているのに、
処理費用が上がってしまうのでは元も子もありません。
数十年先の忘れた頃に、時限爆弾のように負担がのしかかってきます。
数十年先の環境基準が今より緩和されているとは到底考えられません。
腐りにくくても破損しやすい人工木です。
最近では脱『ストロー』が大きな話題になっている、脱プラスチックムーブメントが人工木にまで及んだ時、
床板1枚交換しようと思った時には廃盤になっていて、そこだけ木材の床板を貼ることになるなんておそれもあります。
そもそも、
分別収集率の高いプラスチックと、合板素材や燃料として有効活用されている木材を、再利用不可能な合成木材に使用することが、
果たしてエコなのかなあと思うようになりました。
今まで木製ウッドデッキ(木製だからウッドデッキなのです・・・)の経年変化した姿や、劣化、腐朽、破損状態をご紹介してきましたが、人工木材についても公平に情報発信していきます。
ご検討の参考資料としていただくべく、客観的事実をわかりやすくお伝えします。
--文章は省略--
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ものが熱くなるかどうかは熱伝導率で決まりますが、
この熱伝導率は木材の場合比重で決まります。
合成木材の場合、素材そのものの比重はおおむねが1.3ぐらい。
これがデッキ用木材でも重い部類のハードウッドの場合は比重が1ぐらいです。
これが軽いレッドシダーになると0.35ですから、
夏場一番熱くなるのは合成木材と言うことになります。
もちろん、塗装している色が黒いとレッドシダーでも太陽の熱を吸収しやすくなり熱くはなりますから、
表面温度だけの比較では分からないところがありますが、素材の中に蓄積されている熱で言うと、
合成木材は圧倒的に「熱のかたまり」です。
体感的に言うと、
夏に合成木材の施工をしていると、フライパンの上で仕事をしているような気になります。
当然裸足では火傷しますし、靴下だけでは熱くてちょっとの間の作業しかできません。
この欠点についてはどの合成木材のメーカーも
「夏場は火傷しますから裸足では歩かないで下さい。」と記載していますし、
設置された一般のお客様もすぐに気づかれることですので、
合成木材の欠点として一番認識されているところです。
・・・しかし、この欠点はそんなに大きな問題ではありません。
夏場のプールサイドやビーチを考えて頂ければ分かりますが、
これらの温度も裸足では火傷するぐらいに熱くなりますが、
やけどするまで立っている人はいません。
それよりも物理的な問題として熱くなることによって熱膨張して変形したり、
強度不足になって割れたりすることの方が問題です。
また、一般の方が重要視する木材の雰囲気のために色あせのないものを希望して設置したつもりが、
確かに色あせはないものの、薄汚れてデッキの上でくつろごうと言う気にならない・・・。
と言うことの方が問題であると思っています。
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