当社のウッどデッキの開発の歴史と資料です。
おそらく日本で一番最初で会ったと思います。
当社の前社長である中川藤一の時代に将来の国産材の時代に商品化出来るように、また
スギ・ヒノキの間伐材の利用というところから考え出されました。
1979年に試作したものが大阪府豊中市の社長の自宅庭に設置されました。
現在のウッドデッキの原型がこの時に形つくられました。基礎、床板と手摺りです。
しかし間伐材を太鼓引き(太鼓の形に製材したもの)にした板でしたので、あまりにもワイルド的でした。
ただ昔からある濡れ縁とは形も雰囲気も異なるもので、濡れ縁イコール和風住宅なのが、
ウッドデッキ、イコール洋風住宅というイメージになりました。
間伐材を利用することを諦め、米国のツーバイフォー材を利用し、防腐処理を行ったものを使い始めました。
1980年と82年の大阪の国際見本市に出展しました。そして大阪鶴見緑地での花博でもウッドデッキを多数施工させて頂きました。
その後住宅や店舗などのウッドデッキを企画、施工をしてきました。
大阪の大手テーマパークの大型ウッドデッキなども手がけました。
この施工の部門は現在もそのまま仕事をしております。ガレージを利用したものや、目隠しフェンスを利用したものなど範囲は広がっています。
ただ関西圏のみの受注となっています。
キット商品は1993年に「キットデッキAタイプ」というものを開発し、全国のホームセンターさんで販売しました。ノコギリとカナヅチがあれば作れるというキヤッチフレーズでした。
販売してみると様々なお客様の声が集まり、1年後には改良した「キットデッキBタイプ」を発売し、その後さらに「キットデッキDX」発売します。
この時代は大手建材メーカー、ハウスメーカーにもOEM供給をしていました。
その後ホームセンターとの取引は終了してインターネット販売のみに専念することになります。
「キットデッキ WEB」という名前はホームページのウェブからとった名前です。
キットデッキシリーズは当初からカナダ産のウエスタンレッドシダーを採用していましたが、10年の耐久性は
日本では説得力に欠けるため、ハードウッド、人工木材等の試用、試験もおこない、サイプレス、イペ、ジャラ、ウリン、アマジンジャラなどの商品開発を行いました。その家庭では京都大学への腐朽菌の促進試験(腐れの実験)を3回も委託しました。
試験の結果や試作などの経験を経て、個人住宅に最も会う素材としてレットシダー、ウリン、アマゾンジャラの3種類に決定しました。最も住宅意外では人工木材やイペ、ジャラ、サザンイエローパインなども利用しています。
最近ではニュージランドから直接輸入している特殊乾燥処理をした平柾(ヒラマサ)のデッキ材を利用しだしました。
なかなか良い木材です。
写真は
①1994年ホームセンターのチラシ「キットデッキAタイプ」ホームセンターのチラシ
②1999年ホームセンターのチラシ「キットデッキ ラフ」
③1995年パンフレット 「キットデッキAタイプ」表
④同 裏
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雨の中のチューリップ、水滴に注目しました。
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神奈川県 Uさん宅
楽しみにしていたウッドデッキコンセが届いて、大人一人(子供の邪魔がありながら)で5~6時間程度で組み立て出来ました。下がコンクリートだったおかげで、基礎にはそれほど時間をかけずに、一緒に購入した合成ゴムを使って、簡単に水平を出すことができました。少し見積もりより足が長かったので、自分で切る必要があった事以外は組み立て説明書の通りに簡単に組み立てることができました。色もデザインも非常に良く、ホームセンターなどのものとは比べ物にならないので本当に満足しております。自分で作ったというと、びっくりされることもあります。今後は、塗装などのメンテナンスを実施して、長く使って生きたいと思います。もし、買い換える事になったときには、またお願いしようと思っております。
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豊中市O邸のカーポートデッキです。
ちょいと古い施工例で、今まで紹介していなかつたのてずか。
車2台分の間口を確保しなければなりませんでしたが、
左側は隣地境界、右側は玄関の軒が張り出しており、
かなりギリギリの寸法でした。
2階のベランダがわりということで、
かなり高さがあります。
材質はウエスタンレッドシダーです。
柱も角鋼管をレッドシダーでラッピングしています。
ただ、どうも柱が貧弱に見えます。
たぶん、ラッピングしたことによって、
木材の柱にしては細くて頼りない印象をうけるのだと思います。
鉄骨むき出しのほうが、かえって安心感があるのかもしれません。
この屋根構造は旧タイプで、今は採用していません。
鉄骨は住宅の色に合わせています。
ゆれ止めのために、壁と固定していたと思います。
今では住宅の10年保証の関係で、むずかしいでしょうね。
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カーポートデッキは毎回のように改良を重ね、
少しずつ進化ています。
態度が大きい黒猫ちょびは、ソファーで悠々と…、いつもびくびくの黒猫カブは、ねこモックでくつろぎます😄
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モスキートの構造はバルサを芯にしたカバ合板で作られています。
ジェラルミン製のようにリベットの後がなく表面がスムーズですが、
これは合板の上に布を貼って、その上に塗料を塗ってつるつるにしているからです。
現代で言えば、グラスファイバーのガラス繊維の代わりに布を使ったと言うところでしょう。
日本で戦時中に木製飛行機を作ると言うと、そこまで追い込まれたかと思ってしまいますが、
デハビランド社の「木で作ると軽くて速い爆撃機ができるだろう」と言う発想。
さらに製造に関しては簡単で、その上、戦争中は開店休業状態の家具屋で作れるだろうと言う冷静な考え。
武器も含めて無駄を全部省いたらスピードが出るだろうと言う恐い合理思想。
それで実際に作ったら彼らの考えたとおり、
空力学的に優れた軽くてスマートな機体を強力なエンジンが引っ張っていくと言う形になりました。
変に凝った戦闘機や爆撃機の多いイギリスの中では際立って合理的でスマートな形状をしているのは、
合理的な構造にしないと強度が出ない木製だったからかもしれません。
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