0651.メルクシマツ


解説

針葉樹、常緑の高木。通常樹高30~45m。直径80~100cm。大きいものは樹高50m。直径1.5mに達するものがある。幹は通直、円筒状で枝下高さは10~12mぐらい。

分布・産地はタイ、ビルマからインドネシア(スマトラ)、フィリピンの比較的高所に限られるところに分布しています。写真のように二葉で二葉松の類です。

かつてはミンドロ・パイン(Mindoro pine)とも呼ばれたこともある。 その後、カンボジアから天然の原木が日本に輸入されカンボジアマツと呼ばれ高い評価を受けていたが、現在はあまり聞かない。 しかしスマトラでの植林が成功し、日本に輸入されているが材質的にはあまり評価されていない。

木材としての特徴は日本産のアカマツによく似ています。長い材が得られ、年輪幅も一定なので利用の範囲も広い。 辺材は黄白色、心材は淡黄褐色または帯赤色で心材と辺材の境界は、とくにはっきりとはしていない。木理通直。肌目は精。耐湿性が強い。気乾比重は0.39~0.63で幅がある。かつては重硬材のイメージがあった。 別に味はなく、樹脂の香りがあります。 適度に堅く、乾燥は良好で乾燥材はより加工容易になります。 白ありの害を受けやすく、腐朽に抵抗力がないので保存性は低い。屋外での利用は不可。

用途としては生産地では構造用に使用されますが、市場としては大きくありません。 天然の樹齢の高いものは、高級材として化粧単板などに利用されている。 植林木は建築の造作、家具材、梱包材,割箸材,マツチ軸木材、杭、バレツト、箱、パルプなどに使われてきた。

メルクシマツの葉 メルクシマツの葉
上2枚 インドネシア ボゴール植物園 2017年10月30日
樹形
メルクシマツの樹形 メルクシマツの樹形 メルクシマツの樹形 メルクシマツの樹形
上4枚 インドネシア チボダス植物園 2017年11月2日
写真
15年生 マレーシア林業試験場 1970年撮影