メキシコイトスギ
解説
ヒノキ科イトスギ属の常緑高木の針葉樹 学名:Cupressus lusitanica
メキシコと中央アメリカ(グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラス)原産のサイプレスの一種です。メキシコでは、cedro blanco (白い杉) 、teotlateとして知られています。英名Cedar of Goa、Mexican cedar、中国では葡萄柏木。ベリーズ、コスタリカ、ニカラグアにも導入されており、標高1,200〜3,000メートルで成長しています。
樹高40メートルまで成長します。
葉は濃い緑色からやや黄緑色。葉は鱗状で、長さ 2~5ミリで、丸みを帯びています。球果は球形から楕円形で、長さ 10~20ミリ、鱗片は 4~10個あり、最初は緑色で、受粉後約 25 か月で茶色または灰褐色に成熟します。
成熟時に開いて種子を放出するか、数年間閉じたままで、山火事があった場合に開き、火事で露出した裸地に落ちて生育を始めます。
木材や観賞用に利用されるだけでなく、葉からは精油が採れたり、香料として使用されることもあります。
▲▲大阪市大植物園 2000年4月9日
メキシコイトスギの仲間
Cupressus macrocarpa オーストラリア メルボルン王立植物園 2018年5月1日
▲▲▲Cupressus sempervirens オーストラリア メルボルン王立植物園 2018年5月1日
▲▲▲Cupressus torulos インドネシアチボダス植物園 2017年11月2日
▲▲▲Cupressus funebris イタリア・ローマ 植物園 2010年1月7日
Cupressus cashmeriana インドネシア バリ植物園 2000年4月9日