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ID
3212
科名(英語)
ZYGOPHYLLACEAE
科名(和名)
ハマビシ
学名(属種)

Guaiacum officinale

命名者
L.
標準和名
リグナムバイタ
樹種情報
ユソウボクは、カリブ海の諸島とコロンビア地域沿岸部に分布するハマビシ科ユソウボク属の樹木である。リンネの『植物の種』 で記載された植物の一つである。 
年度(年版)
1994
カテゴリー
EN
その基準
C2a
標準英名
COMMONER LIGNUM VITAE (英名)、GUAIAC TREE (英名)、
標準フランス名
--- no data ---
標準スペイン名
GUAYACÁN(スペイン名)、PALO DE VIDA(スペイン名)、ALO
基準の解説
分類群は、絶滅危機「Endangered(EN)」とされ、絶滅寸前ではないものの、近い将来、野生絶滅のリスクが高い。成熟個体数が少 なくとも2500未満と推定され、かつ、強度の分断(どの下位個体群も250以上の成熟個体を含まない)で、成熟個体数や、個体 群の構造において、連続的減少が観察、予期、推論される。
ワシントン条約
ワシントン2  / リグヌムバイタ Lignum Vitae
13 の名で知られる。非常に比重が重く、水に沈み、海水にも耐えるので 、船のスクリューの軸受けに用いられる。薬用にもされ、昔は梅毒の 薬としても有名だった 〔学名〕Guaiacum officinale L. principally; also G. sanctum L. & G. guatamalense Planch.、 family Zygophyllaceae. 〔性状〕リグナムバイタは、総ての木材中で最も卓越させるものの一 つで、単に最も堅くかつ最も重いので知られているばかりでなく、自 己給油するほとんどただ一つの性質をもち、この材は十分に油また は樹脂を含み、ベアリングなどに適するし、また摩擦から発火したり、 または給油の必要は共にない。  G. officinaleの辺材は狭く淡黄色で、著るしく限界を明らかにしている。 丸太は長い間森林中に放置すると、辺材はほとんどなくなってしまう 。バハマ・リグナム(Bahama Lignum、 G. sanctum)の辺材は非常に広く、10”の丸太で時々9”もある。心材は オリーブ・グリーンから褐色、またはほとんど黒色で変化があり、しば しばいくらか縞を伴い、外気にさらせば暗色になる。ときどき模様が 見られ、色が変るかまたは細波状を生ずるためで、それは木理非常 に組合って、かつ不規則なのに起因する。材はわづかに香りがある が、これは材を暖めるか、摩擦した時感知されるだけである。肌理細 かくて一定し、材は油の感触の特徴がある。重さは様々あり、1立方フ ートの重量は72~83ポンド(含水15%に乾燥した時)平均は78ポンド。  いくらか乾燥しにくい材で、干割れを防ぐように、十分注意を要す。 磨耗には極めて抵抗力があるが、しかし多少衝撃にはもろく、放射 状には非常に割り難いが、接線面には比較的容易である。極度に 堅く、英国の林産物研究所では、英国のオークの3~4倍堅いとされ ている。腐朽や虫害に極度に抵抗力あるが、しばしば丸太は、長角 甲虫(longhorn beetles)による損傷を生ずることがある。  この材は、耐酸性がある。この材は手用道具でか加工困難、また 鋸挽きや機械加工には堅く、鉋削中刃を砕く傾向があり、荷重を増 して圧力をかけた金刃物は必要である。刃の角度が15度を越えない こと。旋盤細工にはすぐれており、磨きは高級である。 〔用途〕おもなる用途は、ベアリングおよび船舶のプロペラシャフトの ブッシング・ブロックである。そこでは3~7年たえると発表されている 。この用途の代用に満足できる木材は他にない。  この材は滑車の滑車輪(そこでは過古50年間良状態保ったと伝え られている)、三孔滑車(航海用)、家具の脚輪などには、理想的なも のである。また木球技技および旋盤細工の木材に用いられ、ボール などには17世紀のはじめから作られている。  それは水車の軸のベアリングに金属の代り使われているといわれ、 金属や管製品に対しては格安で、かつ寿命が長く、また給油の必要 がない。パナマでは鉄道枕木に用いられていたが、新型?、30年後に 取去られ、そうしてドック工事にふたたび使用された。 中・南米材:Lignum-vitae:Guaiacum officinale Linn.。比重 1.14 産地:原産は中米のグァテマラ,ホンジュラス,ニカラガ,その他 ,西印度諸鳥(ドミニカ)。真正のリグナムバイタは,このほかGuaiacu m属のofficinale,guatemalense2種からも生産される。いずれも直径3 0cm,樹高15~20m。特徴: 現在知られている世界で一番重くて硬い樹種。辺材は幅狭く淡黄 色(サンクチュムには広いものがある)。心材は淡紅緑色~褐色から 黒色のものも多い。肌 176*リグナムバイタ Lignam-Vitae(市場名)、Guajacun、Palosanto(中・南米) 学名Guajacum officinaleおよびG.sanctum ハマビシ科(zygophyllaceae)  世界で最も重い木材ということでよく話題にされる。特殊な用途に 使われたためか、明治時代に出た文献のなかに、すでに解説が出て いる。グアヤツクと呼ばれていた。当時は、より材質が優れているとさ れていた上述の種のうち、前者のみが話題にされていたが、その資 源はかなり以前に枯渇していた。最近でも利用されているのは後者 である。 ①分布・産地:天然分布地域としては、フロリダ南部、西イン ド諸島 など、また大陸ではメキシコから中米さらにコロンビ  ア、ヘネズエラなどであるが、前者が枯渇し、次いで後者が 使わ れて、少なくなった。大木にはならず、成長も遅いので 資源としての 将来は期待出来ない。 ②木材:心材と辺材の色の差は顕著で、心材は木材としては珍 しく 濃緑褐色で、ときにはほとんど真黒色にもなる。辺材は 黄白色であ る。肌目は非常に精、均一で、木理は著しく交錯 する。手で触れる と蝋状の感触がある。100℃以上の水の中で 熟すると中から‘樹脂” が出てくる。この性質を使って、船 のスクリューのシャフトのベアリン グとして用いられ、造船 用に重要な木材であった。気乾比重は1.20 ~1.35で、常に水 に沈む。加工に際しては、金属の加工機械が使 われる。 ③用途:ボウリングのボールのような強くて、摩耗に対して抵 抗性 の必要な用途に需要があった。主として船舶のスクリュ ーのヘアリ

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