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水上勉の小説「飢餓海峡」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1963年、文庫本におけるページ数は976ページ(上下巻共)
小説名 ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
飢餓海峡(上) 10 大きな波をかぶって棒を倒したようにみえる桟橋
飢餓海峡(上) 13 木の葉 木の葉 木の葉のようにいくつもの死体がうちあげられていた。
飢餓海峡(上) 15 木椅子 木椅子 タタキの木椅子に腰を下ろした。
飢餓海峡(上) 29 樹木 樹木 杉皮ぶきの粗末な本堂の屋根が、落葉した樹木の合間に望まれることがあっても、
飢餓海峡(上) 29 杉皮 杉皮ぶき 杉皮ぶきの粗末な本堂の屋根が、落葉した樹木の合間に望まれることがあっても、
飢餓海峡(上) 29 落葉 落葉 杉皮ぶきの粗末な本堂の屋根が、落葉した樹木の合間に望まれることがあっても、
飢餓海峡(上) 34 ザクロ ザクロ口 すりむけた肌が割れたザクロ口から桃いろの肉腫をふきあがらせている。
飢餓海峡(上) 34 焼け落ちてくる柱が頭に当たって、
飢餓海峡(上) 34 くすぶっている長押や柱が黒焦げの骸(むくろ)をさらしたままつっ立っている中から、
飢餓海峡(上) 34 長押 長押 くすぶっている長押や柱が黒焦げの骸(むくろ)をさらしたままつっ立っている中から、
飢餓海峡(上) 34 桃いろ 桃いろ すりむけた肌が割れたザクロ口から桃いろの肉腫をふきあがらせている。
飢餓海峡(上) 34 木枯らし 木枯らし 木枯らしがふいていた。
飢餓海峡(上) 36 薪割り 柄の付いた薪割りが出てきた、
飢餓海峡(上) 36 板囲い 焼け跡に板囲いをめぐらせただけの
飢餓海峡(上) 36 林業 林業 日頃の行動を林業会社の赤松さんからきいてみました。
飢餓海峡(上) 36 林業 林業 駅前にある林業会社の事務員をしていたが、
飢餓海峡(上) 38 敷居 敷居 息子を部屋の敷居ぎわで、
飢餓海峡(上) 44 板塀 黒板塀 黒板塀に囲まれた、大きな土蔵をもった
飢餓海峡(上) 44 林業 林業 林業会社につとめていた息子の弥助は、
飢餓海峡(上) 46 薪割り 次男は、薪割りを持ち出し、
飢餓海峡(上) 46 焼け残った柱やトタンをつなぎ合わせた掘立小屋に、
飢餓海峡(上) 49 敷居 敷居 由枝が三畳の敷居に立っていて、
飢餓海峡(上) 51 黒檀 黒檀 うす明るい電球の下で黒檀の机をはさんで座ると、
飢餓海峡(上) 51 敷居 敷居 男は敷居をまたいで、タタキの上に泥のはね上がった靴先を合わせた。
飢餓海峡(上) 55 木樵 木樵 これは、婦負郡の木樵の次男でして、山仕事で
飢餓海峡(上) 67 洗濯板 店にあった洗濯板で撲(なぐ)りつけ、昏倒(こんとう)させ、
飢餓海峡(上) 77 戸板 戸板 木目の出た玄関の柱や戸板が、昔のにぎわった頃の名残りをとどめているような
飢餓海峡(上) 77 木目の出た玄関の柱や戸板が、昔のにぎわった頃の名残りをとどめているような
飢餓海峡(上) 77 木目 木目 木目の出た玄関の柱や戸板が、昔のにぎわった頃の名残りをとどめているような
飢餓海峡(上) 78 板の間 板の間 玄関横の板の間のせまい応援と客待ちをかねた部屋へ
飢餓海峡(上) 78 木椅子 寒々した木椅子に二人を招じるとお茶をだした。
飢餓海峡(上) 80 鴨居 鴨居 竹の間の鴨居に頭を打って怒っておられましたが、
飢餓海峡(上) 86 板塀 黒板塀 渋い黒板塀をめぐらせた庭木の多い家だとか
飢餓海峡(上) 105 ヒバ ヒバ林 ヒバ林の樹間にとびとびに見えはじめた時、
飢餓海峡(上) 105 原始林 原始林 いかにも、背後の原始林から飛び出してきたばかれり
飢餓海峡(上) 105 原始林 混成原始林 濃緑色の混成原始林がつづいていた。
飢餓海峡(上) 105 樹間 樹間 ヒバ林の樹間にとびとびに見えはじめた時、
飢餓海峡(上) 105 木樵 木樵 木樵が通るぐらいのあるかなしかの細い道が
飢餓海峡(上) 106 横這いになって漆をとかしたようにしげっていた。
飢餓海峡(上) 106 杉皮 杉皮 すべて杉皮や檜皮(ひわだ)でふいた粗末なものばかり。
飢餓海峡(上) 106 檜皮 檜皮 すべて杉皮や檜皮(ひわだ)でふいた粗末なものばかり。
飢餓海峡(上) 109 ヒバ ヒバ 陽がヒバの枝のとび出た山のはなにかげると、
飢餓海峡(上) 109 材木 材木 材木のならんだ森林軌道の出発点へきた。
飢餓海峡(上) 109 陽がヒバの枝のとび出た山のはなにかげると、
飢餓海峡(上) 109 森林 森林軌道 材木のならんだ森林軌道の出発点へきた。
飢餓海峡(上) 109 板囲 板囲 木目の出た板囲いの、ほんの粗末なバラックが
飢餓海峡(上) 109 木の根 木の根 伐採した木の根がにょきにょきと土くれをつけたまま
飢餓海峡(上) 109 木目 木目 木目の出た板囲いの、ほんの粗末なバラックが
飢餓海峡(上) 115 営林署 営林署 深い山は、営林署の役人兼木樵が伐採に従業して
飢餓海峡(上) 115 森林 森林鉄道 新しい森林鉄道に連絡していた。
飢餓海峡(上) 115 森林 森林軌道 森林軌道一本しか通らない死んだ様な部落が
飢餓海峡(上) 115 杉皮 杉皮 杉皮のひしゃげたような小舎がとびとびに
飢餓海峡(上) 115 貯木場 貯木場 畑の部落は、貯木場のある広場をかかり口にして
飢餓海峡(上) 115 木樵 兼木樵 深い山は、営林署の役人兼木樵が伐採に従業して
飢餓海峡(上) 116 森林 森林軌道 到着したばかりの森林軌道の機関車の音が静止すると、
飢餓海峡(上) 116 木樵 木樵 ただ近在の百姓や木樵どもが、痛めた足をいやしたり、
飢餓海峡(上) 123 材木 材木 仕事をしている時に材木にでもはさまれた傷だろう。
飢餓海峡(上) 123 おちた板 飯粒のおちた板の上に手をさしのべていた。
飢餓海峡(上) 124 ちょつと山でぶっ倒れた木に当たったンや」
飢餓海峡(上) 125 森林 森林軌道 本線の中は森林軌道とちがつて客は混んでいた。
飢餓海峡(上) 126 材木場 材木場 山の材木場で檜材の皮むきをしていた母が下敷きになって
飢餓海峡(上) 127 皮むき 皮むき 山の材木場で檜材の皮むきをしていた母が下敷きになって
飢餓海峡(上) 129 節の出た 二階の割部屋は節の出た細い柱の四畳半でアナリティクスった。
飢餓海峡(上) 129 細い柱 二階の割部屋は節の出た細い柱の四畳半でアナリティクスった。
飢餓海峡(上) 134 森林 森林軌道 畑の森林軌道へ、ひょつこり乗りこんできた男、
飢餓海峡(上) 135 あけ放った障子と柱のあいだに釜を伏せたような高い山がそびえている。
飢餓海峡(上) 137 営林署 営林署 「営林署の手伝いやら、山持ちの家にやとわれていって木を伐る仕事よ。
飢餓海峡(上) 137 「営林署の手伝いやら、山持ちの家にやとわれていって木を伐る仕事よ。
飢餓海峡(上) 137 木樵 木樵 「おやじさん何してるの」「木樵」
飢餓海峡(上) 145 クリ 橙色の栗 紅葉した山裾は橙色の栗の葉や、欅の葉で埋まっている。
飢餓海峡(上) 145 ケヤキ 欅の葉 紅葉した山裾は橙色の栗の葉や、欅の葉で埋まっている。
飢餓海峡(上) 145 紅葉 紅葉 紅葉した山裾は橙色の栗の葉や、欅の葉で埋まっている。
飢餓海峡(上) 145 欅の葉 紅葉した山裾は橙色の栗の葉や、欅の葉で埋まっている。
飢餓海峡(上) 145 紅葉した山裾は橙色の栗の葉や、欅の葉で埋まっている。
飢餓海峡(上) 146 行李 行李 行李の夏着のあいだへ新聞紙に
飢餓海峡(上) 147 行李 行李 行李の札束は誰がに取りれせられてしまう。
飢餓海峡(上) 147 根堀葉堀 根堀葉堀り 根堀葉堀り、男のことをきく。
飢餓海峡(上) 147 製材工場 製材工場 製材工場や砂鉄工場へくる闇承認が多い、
飢餓海峡(上) 147 柱も天井も、押入れの襖も、
飢餓海峡(上) 148 檜皮 檜皮 大小の石が檜皮の傾斜に無数に敷きならべてある。
飢餓海峡(上) 149 松板 松板 粗末な松板を釘で打ち付けただけの建物だ。
飢餓海峡(上) 149 板屋 板屋 四角い穴が板屋の上にあいている。
飢餓海峡(上) 149 木の段 湯垢のついた木の段を下りて
飢餓海峡(上) 152 ヒノキ 営林署の伐採に雇われていって、檜の皮むきをしていて、材木の下に押し倒された
飢餓海峡(上) 152 営林署 営林署 営林署の伐採に雇われていって、檜の皮むきをしていて、材木の下に押し倒された
飢餓海峡(上) 152 材木 材木 営林署の伐採に雇われていって、檜の皮むきをしていて、材木の下に押し倒された
飢餓海峡(上) 152 皮むき 皮むき 営林署の伐採に雇われていって、檜の皮むきをしていて、材木の下に押し倒された
飢餓海峡(上) 156 材木 材木 ここへこくる途中の材木のあった村ですか」
飢餓海峡(上) 156 板囲 板囲 浴室の古びた天井や、。粗末な板囲いを眺めまわしている。
飢餓海峡(上) 159 ヒバ ヒバ林 ヒバ林の梢がなつかしく思われた。
飢餓海峡(上) 159 ヤマブキ 山蕗 道端の山蕗(やまぶき)の背の高い葉っぱや、
飢餓海峡(上) 159 葉っぱ 道端の山蕗(やまぶき)の背の高い葉っぱや、
飢餓海峡(上) 162 製材所 製材所 川内の製材所にきたなだといってました。
飢餓海峡(上) 163 材木 材木 川内の製材工場に知合いがいて、材木の仲買にきたんだといってました。
飢餓海峡(上) 163 製材 製材工場 川内の製材工場に知合いがいて、材木の仲買にきたんだといってました。
飢餓海峡(上) 164 製材 製材工場 川内の製材工場へきた人でしたか。
飢餓海峡(上) 168 製材 製材工場 川内の製材工場へ木材を買いにきた工藤という男だろう。
飢餓海峡(上) 172 木材 浮遊木材 柱やその他の浮遊木材にこっぴどく額を
飢餓海峡(上) 175 そまぶき そまぶき 浜近い松林のわきにあるひしゃげたようなそまぶきのその家へすっ飛んだ。
飢餓海峡(上) 175 松林 松林 浜近い松林のわきにあるひしゃげたようなそまぶきのその家へすっ飛んだ。
飢餓海峡(上) 185 材木 材木買い 大男が川内の製材工場へ材木買いにきた工藤という
飢餓海峡(上) 185 製材 製材工場 大男が川内の製材工場へ材木買いにきた工藤という
飢餓海峡(上) 188 カエデ 真赤な楓 濃緑のヒバの樹間に絵具をまき散らしたように真赤な楓があった。
飢餓海峡(上) 188 ヒバ ヒバ 濃緑のヒバの樹間に絵具をまき散らしたように真赤な楓があった。
飢餓海峡(上) 188 ヒバ ヒバ林 やがて深いヒバ林へ気動車は入っていった。
飢餓海峡(上) 188 材木 材木 くさりのついた材木積載用の鉄枠につかまりながら、
飢餓海峡(上) 188 樹間 樹間 濃緑のヒバの樹間に絵具をまき散らしたように真赤な楓があった。
飢餓海峡(上) 190 ヒバ ヒバ林 山道は暗いヒバ林に入ったが。林をぬけると急に視界がひられた。
飢餓海峡(上) 190 山道は暗いヒバ林に入ったが。林をぬけると急に視界がひられた。
飢餓海峡(上) 191 営林署 営林署 営林署の木樵か、それとも薪造りに入りこんだ村人
飢餓海峡(上) 191 木樵 木樵 営林署の木樵か、それとも薪造りに入りこんだ村人
飢餓海峡(上) 193 原始林 原始林 岩壁の断崖をはずれた深い原始林の下でして、
飢餓海峡(上) 194 マツ 松の根 松の根を集めてくるのが弓坂たちの仕事だった。
飢餓海峡(上) 194 松の根 松の根を集めてくるのが弓坂たちの仕事だった。
飢餓海峡(上) 194 松根 松根 松根の切株を堀おこす作業をはじめる前に、
飢餓海峡(上) 194 切株 切株 松根の切株を堀おこす作業をはじめる前に、
飢餓海峡(上) 196 杉皮 杉皮 杉皮や檜皮の上に石を置いた人家がいま、
飢餓海峡(上) 198 国有林 国有林 あすこらあたりは国有林ですし、
飢餓海峡(上) 198 薪造り しかし、薪造りにいっても、
飢餓海峡(上) 198 薪盗み 薪盗みにはいっとることがばれちゃいけんので
飢餓海峡(上) 198 薪造り 薪造りによゆく人はあります。しかし、
飢餓海峡(上) 198 木樵 木樵 山の方からきた木樵じゃないかと思うんです。
飢餓海峡(上) 198 檜皮 檜皮 杉皮や檜皮の上に石を置いた人家がいま、
飢餓海峡(上) 199 営林署 営林署 「営林署へはたずねてくれましたかね」
飢餓海峡(上) 200 フジ 藤のまきついた巨木が枝をさしのべているうす暗い
飢餓海峡(上) 200 巨木 巨木 藤のまきついた巨木が枝をさしのべているうす暗い
飢餓海峡(上) 200 混成林 混成林 深い常緑樹の混成林としかみえない。
飢餓海峡(上) 200 藤のまきついた巨木が枝をさしのべているうす暗い
飢餓海峡(上) 200 常緑樹 常緑樹 深い常緑樹の混成林としかみえない。
飢餓海峡(上) 200 木樵 木樵 木樵と沖仲仕だよ。
飢餓海峡(上) 205 ヒバ ヒバ林 北に寄ったヒバ林の中を三人の警官は汗だくになって
飢餓海峡(上) 206 クスノキ ヒバ林は、もみと楠の密生した原始林にかわった。
飢餓海峡(上) 206 ヒバ ヒバ林 ヒバ林は、もみと楠の密生した原始林にかわった。
飢餓海峡(上) 206 マツ 黒松 暗い原生林がてたたび、黒松の入りまじった疎らな林となる地点
飢餓海峡(上) 206 原始林 原始林 ヒバ林は、もみと楠の密生した原始林にかわった。
飢餓海峡(上) 206 原生林 原生林 暗い原生林がてたたび、黒松の入りまじった疎らな林となる地点
飢餓海峡(上) 206 樹海 樹海 樹海のどこで火が焚かれたか。
飢餓海峡(上) 206 伐採した木を出すと時に、木馬(きんま)を名残りであった。
飢餓海峡(上) 206 木樵 木樵 木樵の歩く道があった。
飢餓海峡(上) 206 木馬( 木馬( 伐採した木を出すと時に、木馬(きんま)を名残りであった。
飢餓海峡(上) 206 暗い原生林がてたたび、黒松の入りまじった疎らな林となる地点
飢餓海峡(上) 207 丸太 丸太 太い材木や、丸太の類を焼いたのであろう。
飢餓海峡(上) 207 丸太 丸太 炭になった丸太や、半燃えのままのものものこっている。
飢餓海峡(上) 207 枯葉 枯葉 まわりの枯葉がすっかり焼けている。
飢餓海峡(上) 207 材木 材木 太い材木や、丸太の類を焼いたのであろう。
飢餓海峡(上) 207 炭になった丸太や、半燃えのままのものものこっている。
飢餓海峡(上) 207 木を伐りにきた男たちが、ここで昼飯でも
飢餓海峡(上) 208 丸太 丸太 この丸太だって、あとから燃やして、
飢餓海峡(上) 208 くさびを打って、板が組合せてあるんだ。
飢餓海峡(上) 209 梢の向う側にみえる津軽海峡を眺めた。
飢餓海峡(上) 209 うす鼠の棒を倒したようにみえてくる。
飢餓海峡(上) 209 木樵 木樵 焚火した営林署の木樵さんがいたかどうかを、
飢餓海峡(上) 210 樹間 樹間 灰のついた棒きれを大きく振り回しながら、樹間を
飢餓海峡(上) 210 棒きれ 棒きれ 灰のついた棒きれを大きく振り回しながら、樹間を
飢餓海峡(上) 210 和船 和船 三人の男が和船を漕いでゆく姿
飢餓海峡(上) 211 キリ 下北の桐も枯れていたな、
飢餓海峡(上) 211 キリ 桐畑 坂の途中に、桐畑があった。
飢餓海峡(上) 211 枯葉 枯葉 橙色に変色した大きな枯葉が、
飢餓海峡(上) 211 橙色 橙色 橙色に変色した大きな枯葉が、
飢餓海峡(上) 212 格子戸 格子戸 格子戸をあけて、次男が走り出てきた。
飢餓海峡(上) 213 格子戸 格子戸 格子戸をあけて敷居をまたぐと、いつものことながら、
飢餓海峡(上) 213 敷居 敷居 格子戸をあけて敷居をまたぐと、いつものことながら、
飢餓海峡(上) 232 棒杭 棒杭 棒杭か、舟のどこかに頭を打ち付けたって
飢餓海峡(上) 233 敷居 敷居 弓坂は敷居をまたいでから不機嫌になった。
飢餓海峡(上) 240 白木 白木 白木の木の目をみせ、土塊の湿気を吸いとって、
飢餓海峡(上) 240 木の目 白木の木の目をみせ、土塊の湿気を吸いとって、
飢餓海峡(上) 245 製材 製材工場 川内の製材工場に木材の商売をしてきた工藤という男だと
飢餓海峡(上) 245 製材 工場 川内の製材工場へ工藤という男がきたかどうかも
飢餓海峡(上) 245 木材 木材 川内の製材工場に木材の商売をしてきた工藤という男だと
飢餓海峡(上) 246 クルミ クルミ 所長はクルミの実でつくったような褐色の数珠を
飢餓海峡(上) 252 敷居 敷居 そそくさと敷居を跨いで表に出ていく。
飢餓海峡(上) 260 ケヤキ 欅の木 大きな欅の木のある神社裏の空地と地つづき
飢餓海峡(上) 260 建築材 建築材 建築材の仕入れに立ち寄った
飢餓海峡(上) 260 杉垣 杉垣 ブロック塀や杉垣にかこまれた古い家が
飢餓海峡(上) 260 製材 製材 木材の町として有名でもありますから、製材関係業者の出入りは激しいので
飢餓海峡(上) 260 製材工場 製材工場 大小合わせて製材工場は一七あり、
飢餓海峡(上) 260 木材 木材 木材を買いにかたという工場は一軒もなかった
飢餓海峡(上) 260 木材 木材 木材の町として有名でもありますから、製材関係業者の出入りは激しいので
飢餓海峡(上) 261 国有林 国有林 ご存じのように国有林内で火を焚くということは
飢餓海峡(上) 261 製材 製材業者 製材業者以外に、外食券食堂、
飢餓海峡(上) 261 木を買ったあとで立寄ったか、
飢餓海峡(上) 261 あるいは木を買う前に立ち寄ったかで
飢餓海峡(上) 261 木材店 木材店 十七軒の木材店のどこかでおぼえていなければらならいと
飢餓海峡(上) 261 木樵 木樵 村人や木樵の中にも該当者はありません。
飢餓海峡(上) 270 営林署 営林署 タバコま火一つつけるにも注意をするということを営林署は報告してきているそうです。
飢餓海峡(上) 270 森林 森林 森林軌道にのって川内へ下ったという
飢餓海峡(上) 272 森林 森林 森林軌道にのり、畑にきて、
飢餓海峡(上) 275 シタミ シタミ ちゃんと板が額ぶちに打ち止めてある。シタミもこまかくならべてある。
飢餓海峡(上) 275 大工 大工 ところどころに大工の入っているカナヅチの音がしているが、
飢餓海峡(上) 275 新しい板 そこだれが木目の新しい板をつかったバラックであった。
飢餓海峡(上) 275 ちゃんと板が額ぶちに打ち止めてある。シタミもこまかくならべてある。
飢餓海峡(上) 275 木目 木目 そこだれが木目の新しい板をつかったバラックであった。
飢餓海峡(上) 279 ヤツデ 八つ手 やせた八つ手の葉超しにみた。
飢餓海峡(上) 291 杉皮 杉皮 三畳くらいの板の間がある杉皮ぶきのひゃげたような家だった
飢餓海峡(上) 291 杉皮 杉皮 杉皮の上には蒼いこけが生えていて、
飢餓海峡(上) 291 板の間 三畳くらいの板の間がある杉皮ぶきのひゃげたような家だった。
飢餓海峡(上) 291 木小舎 木小舎 まるで木小舎(きごや)のような家だった。
飢餓海峡(上) 291 木樵 木樵 木樵をして暮らしても、あのような粗末な家に
飢餓海峡(上) 299 街路樹 街路樹 舗道の街路樹の下に筵を敷いて、
飢餓海峡(上) 317 フシ フシ フシのある板でつくったカウンターがあって、その前に同じ木で造った椅子がおいてある。
飢餓海峡(上) 317 フシのある板でつくったカウンターがあって、その前に同じ木で造った椅子がおいてある。
飢餓海峡(上) 317 フシのある板でつくったカウンターがあって、その前に同じ木で造った椅子がおいてある。
飢餓海峡(上) 319 うす板 うす板 うす板鏡の四畳半に通されたが、
飢餓海峡(上) 322 フシ フシ フシのある二分板で仕切られていたが、
飢餓海峡(上) 322 二分板 二分板 フシのある二分板で仕切られていたが、
飢餓海峡(上) 333 板の上をふきんで拭きはじめたが、
飢餓海峡(上) 342 ベニア板 ベニア板 この四畳半の俄(にわか)建築のベニア板を橙色に染めている。
飢餓海峡(上) 348 木椅子 木椅子に腰を落とし、新聞をよんでした。
飢餓海峡(上) 350 ベニヤ板 ベニヤ板 ベニヤ板境の台所にいる利七の鼻をすする音
飢餓海峡(上) 351 格子 格子 格子の音をたてて表に出ていった。
飢餓海峡(上) 359 行李 行李 行李のフタをしめ、知らん顔をしている。
飢餓海峡(上) 360 下見板 シタミ板 天井はシタミ板が倹約されているので、
飢餓海峡(上) 360 材木屋 材木屋 大きな材木屋があった。貯木場のわきに、ぎっしりバラックが詰まっている。
飢餓海峡(上) 360 貯木場 貯木場 大きな材木屋があった。貯木場のわきに、ぎっしりバラックが詰まっている。
飢餓海峡(上) 364 板壁 板壁 のれんの下がった板壁の向こうで、
飢餓海峡(上) 380 行李 行李 行李をひきよせフタをあけた。
飢餓海峡(上) 380 板廊下 板廊下のようなせまい道を歩くと、
飢餓海峡(上) 382 ジャングル ジャングル ジャングルの路地をいく曲りも曲がって
飢餓海峡(上) 386 根ほり葉ほり あの刑事は根ほり葉ほり訊いたよ」
飢餓海峡(上) 386 根ほり葉ほり あの刑事は根ほり葉ほり訊いたよ」
飢餓海峡(上) 388 梯子 梯子 梯子をのぼりながら。
飢餓海峡(上) 389 根堀り葉堀り 刑事はそれを根堀り葉堀り訊いたにちがいないのであった。
飢餓海峡(上) 389 根堀り葉堀り 刑事はそれを根堀り葉堀り訊いたにちがいないのであった。
飢餓海峡(上) 398 営林署 営林署 営林署の下請けで出ていたんだけど、木を出す時に膝を打って神経をいためてから
飢餓海峡(上) 398 営林署の下請けで出ていたんだけど、木を出す時に膝を打って神経をいためてから
飢餓海峡(上) 400 木場 深川木場 もともと、この町は深川木場や、
飢餓海峡(上) 403 おかみはタタキからニスを塗った木のついたての向こう側にゆくと、
飢餓海峡(上) 410 営林署 営林署 お父さんと一しょに営林署の下請け仕事に出て
飢餓海峡(上) 410 木を出すか、炭を焼くしか仕事がありません」
飢餓海峡(上) 410 木の下敷きににった母が、
飢餓海峡(上) 410 木を出すか、炭を焼くしか仕事がありません」
飢餓海峡(上) 411 森林 森林軌道 そこから森林軌道は乗って三時間も奥へ入るんです
飢餓海峡(上) 414 建物はそり棟の新建築で、
飢餓海峡(上) 416 営林署 営林署 すでに営林署の下請けで山へ行くことはやめて、
飢餓海峡(上) 418 柳行李 柳行李 柳行李と風呂敷包みを一つもった八重は、
飢餓海峡(上) 423 大工 大工 焼け跡に建ちはじめているパラックの大工さんたちの仕事を
飢餓海峡(上) 427 営林署 営林署 お父ちゃんはもう営林署へは出られなくなったし、
飢餓海峡(上) 444 木の橋 平桟橋という長い木の橋が設けてあって、
飢餓海峡(上) 448 柳行李 柳行李 一〇年前からもっている古ぼけた柳行李の底にしまっていたが、
飢餓海峡(上) 462 根太 根太 根太のくさりかけたこの家を、土台からやりなおすとんると、
飢餓海峡(上) 462 土台 土台 根太のくさりかけたこの家を、土台からやりなおすとんると、
飢餓海峡(上) 462 柳行李 柳行李 すぐ柳行李を取り出し、ゆつくり蓋をあけて
飢餓海峡(上) 472 古ぼけた大きな柱が煤けていて、
飢餓海峡(上) 478 床の間 床の間 部屋の床の間の隅にのこした。
飢餓海峡(上) 479 植込 植込 かなり密生した植込みがあり、
飢餓海峡(上) 480 格子 格子 どの家も格子づくりのしもた屋風につくられているのだが、
飢餓海峡(上) 480 木目 木目 まだ木目のみえる新しい看板がかかっている。
飢餓海峡(上) 484 マツ 松の木 大きな植木がみえたし、枝ぶりのいい松の木も生えている。
飢餓海峡(上) 484 枝ぶり 大きな植木がみえたし、枝ぶりのいい松の木も生えている。
飢餓海峡(上) 484 大きな樹の下の家なので、
飢餓海峡(上) 484 植木 植木 大きな植木がみえたし、枝ぶりのいい松の木も生えている。
飢餓海峡(上) 485 巨木 巨木 巨木を一本倒したような木目の出た黒い門の敷居をまたいだ。
飢餓海峡(上) 485 敷居 敷居 巨木を一本倒したような木目の出た黒い門の敷居をまたいだ。
飢餓海峡(上) 485 木目 木目 巨木を一本倒したような木目の出た黒い門の敷居をまたいだ。
飢餓海峡(上) 490 沓脱 沓脱 一だん高くなった沓脱(くつぬぎ)へあがって、
飢餓海峡(上) 493 デコラ板 デコラ板 新しい茶色のデコラ板のテーブルがあった。
飢餓海峡(上) 506 アンズ あんず 鼻腔に通じるあたりにかすかなあんずの花の香りを嗅いだように思った。
飢餓海峡(上) 1147 節板 節板 節板のにならんだ安っぽい
飢餓海峡(下) 0 柳行李 柳行李 はい。柳行李一つです。
飢餓海峡(下) 12 白木の箱に入ってもどってきた夫の姿をみて、
飢餓海峡(下) 13 松並木 松並木 松並木のある浜にさしかかった頃、
飢餓海峡(下) 17 松並木 松並木 松並木の草っ原に新しい
飢餓海峡(下) 21 松林 松林 松林へかけこんできた。
飢餓海峡(下) 25 うしろの観音寺の森に陽が落ちて、
飢餓海峡(下) 26 木を流しても、よう、岩の間に入りこんで、
飢餓海峡(下) 32 マツ 松の根方 大きな松の根方に、その石碑は
飢餓海峡(下) 32 根方 松の根方 大きな松の根方に、その石碑は
飢餓海峡(下) 35 ケヤキ 欅林 裏の欅林で、蝉がはげしく鳴いていた。
飢餓海峡(下) 35 植込 植込 料亭にあるような植込みがあって、
飢餓海峡(下) 49 液汁 液汁 葉は液汁を出して、
飢餓海峡(下) 53 こんもりとした樹の下にでも軀をよせ合って
飢餓海峡(下) 53 葉は液汁を出して、
飢餓海峡(下) 78 枯木 枯木 やせ細った枯木のような掌(てのひら)を胸の上に
飢餓海峡(下) 93 縁側 縁側 陽当たりのいい縁側に座らせた。
飢餓海峡(下) 97 原始林 原始林 岩石の断崖の上の原始林のような林の中でした。
飢餓海峡(下) 97 森林 森林軌道 川内から森林軌道にのって奥へ入った終点に
飢餓海峡(下) 97 木樵 木樵 木樵も、こんな山で火を焚くことはまずないんですよ。
飢餓海峡(下) 97 木片 木片 たしかに木片を焼いた跡がありました。
飢餓海峡(下) 97 岩石の断崖の上の原始林のような林の中でした。
飢餓海峡(下) 98 製材 製材工場 川内の製材工場へ木を買いにきた工藤とかいう男だったと
飢餓海峡(下) 98 川内の製材工場へ木を買いにきた工藤とかいう男だったと
飢餓海峡(下) 98 おふくろは木の下になって大怪我をして死んで、
飢餓海峡(下) 107 遠くに棒を倒したようにみえる本土の山々が、
飢餓海峡(下) 117 キリ 桐の葉 桐の葉が新芽がふいている。
飢餓海峡(下) 117 キリ 一本の桐の生えている坂の道を下りて行った。
飢餓海峡(下) 117 手のひらほどのさみどりの葉を、
飢餓海峡(下) 117 その葉の向こうで、海峡は凪いでいた。
飢餓海峡(下) 122 紅葉 紅葉 そこらじゅうの紅葉した山の樹々が、ぱっと、まるで花が咲いた
飢餓海峡(下) 122 樹々 樹々 そこらじゅうの紅葉した山の樹々が、ぱっと、まるで花が咲いた
飢餓海峡(下) 124 木造 木造 古びた木造建ての庁舎は不気味なほど静寂をたたえている。
飢餓海峡(下) 149 枯木 枯木 枯木のように痩せた軀つきは、それでも元気そうに
飢餓海峡(下) 184 流木 流木 流木、その他の汚物なども、
飢餓海峡(下) 186 木っ端 木っ端 木っ端類が流れつくということは、
飢餓海峡(下) 195 ジャングル ジャングル あのような、ジャングルの中で、
飢餓海峡(下) 202 杉皮 杉皮 杉皮ぶきが、藁葺きの屋根の、入母屋の大きな家が多いが、
飢餓海峡(下) 202 入母屋 入母屋 杉皮ぶきが、藁葺きの屋根の、入母屋の大きな家が多いが、
飢餓海峡(下) 202 黒い林 竹藪や黒い林を背にしているので、
飢餓海峡(下) 208 ケヤキ 欅の木 椎の木と欅の木がまだらに茂った
飢餓海峡(下) 208 シイノキ 椎の木 椎の木と欅の木がまだらに茂った
飢餓海峡(下) 208 木材 木材 おそらく木材を運搬するためにつくった道なのであろうか。
飢餓海峡(下) 209 ウルシ ウルシ 森に呑まれるようにして、黒いウルシのようにみえるのは、
飢餓海峡(下) 209 スギ 巨大な杉が並木のようにその道を
飢餓海峡(下) 209 原始林 原始林 削ぎおとしたような原始林の肌をみせて
飢餓海峡(下) 209 森に呑まれるようにして、黒いウルシのようにみえるのは、
飢餓海峡(下) 209 並木 並木 巨大な杉が並木のようにその道を
飢餓海峡(下) 210 青みどりの葉が陽をうけて光っているのは、
飢餓海峡(下) 214 杉垣 杉垣 杉垣をめぐらせたこの家は、
飢餓海峡(下) 214 杉皮 杉皮 かなり大きな杉皮できの鶏舎がある。
飢餓海峡(下) 215 枯木 枯木 枯木のように骨張っている。
飢餓海峡(下) 223 敷居 敷居 と老人は敷居をまたいで、
飢餓海峡(下) 224 根太 根太 根太はくさっとるし、屋根はもうやぶけ放題じゃが、
飢餓海峡(下) 225 横木 横木 長押の横木がくさってまま煤けており、
飢餓海峡(下) 225 戸板 戸板 破れ障子や戸板の類いが
飢餓海峡(下) 225 屋根のくずれた薪小舎のような建物があった。
飢餓海峡(下) 225 杉垣 杉垣 杉垣づたいに右の方へ廻った。
飢餓海峡(下) 225 長押 長押 長押の横木がくさってまま煤けており、
飢餓海峡(下) 225 敷居 敷居 唐木は敷居をまたいた。
飢餓海峡(下) 225 灌木 灌木 せり上がる灌木のしげった山裾に
飢餓海峡(下) 252 あんばい あんばい まるで狐につままれたようなあんばいでしてな。
飢餓海峡(下) 256 桑畑 桑畑 水田はやがて桑畑にかわった。桑畑の海の向こうに、
飢餓海峡(下) 256 桑畑 桑畑 水田はやがて桑畑にかわった。桑畑の海の向こうに、
飢餓海峡(下) 256 そり棟 そり棟(むね)の大きな伽藍がみえる。
飢餓海峡(下) 257 杉垣 杉垣 杉垣にかこまれた中流程度の農家であった。
飢餓海峡(下) 258 踏み台のある縁は古びてはいたが、
飢餓海峡(下) 258 垣根 垣根 垣根のくぐりをあけた。すると、座敷縁がみえて、
飢餓海峡(下) 277 杉垣 杉垣 破れかけた杉垣がぼろぼろのままだったし、
飢餓海峡(下) 291 ベニヤ ベニヤ囲い 四畳半くらいの広さのベニヤ囲いの部屋だが、
飢餓海峡(下) 299 あんばい あんばい いいあんばいに、あの呑み屋街はまだ残っておりましたね、
飢餓海峡(下) 305 合成板 合成板 小さな合成板の卓が五つ並べられている。
飢餓海峡(下) 307 床几 床几 畳一枚ぐらいの床几(しょうぎ)のような台へ、
飢餓海峡(下) 312 行李 行李 屋根裏の行李の中に
飢餓海峡(下) 312 行李 行李 その行李の底の方に、
飢餓海峡(下) 314 安普請 安普請 安普請の平べったい家々をさらけ出していた。
飢餓海峡(下) 316 行李 行李 行李の底の方に大事にしまってあった
飢餓海峡(下) 320 行李 行李 行李の底にいつまでもそんなものをのこして
飢餓海峡(下) 321 行李 行李 何もかもみんな入れた行李をもち帰られました」
飢餓海峡(下) 321 行李 行李 たしかに、行李の底にかくすようにして、
飢餓海峡(下) 327 柳行李 柳行李 弟たちにこの柳行李をあけてみせて、
飢餓海峡(下) 328 柳行李 柳行李 もって帰った柳行李を整理するのは、
飢餓海峡(下) 329 マツ 松材 松材のヤニのついた木枠は、手垢によってぴかぴかか光って
飢餓海峡(下) 329 ヤニ ヤニ 松材のヤニのついた木枠は、手垢によってぴかぴかか光って
飢餓海峡(下) 329 森林 森林軌道 森林軌道にのりかえて、畑へ向かった
飢餓海峡(下) 329 森林 森林軌道 簡素な森林軌道は、十年前とかわらないものであり、
飢餓海峡(下) 329 木枠 木枠 松材のヤニのついた木枠は、手垢によってぴかぴかか光って
飢餓海峡(下) 330 そま そま 杉皮かそまでふかれたうすい屋根は、
飢餓海峡(下) 330 杉皮 杉皮 杉皮かそまでふかれたうすい屋根は、
飢餓海峡(下) 330 貯木場 貯木場 広い貯木場のわきを通ると、
飢餓海峡(下) 330 木小舎 木小舎 木小舎のような家なんです。
飢餓海峡(下) 331 シタミ板 シタミ板 杉皮はめくれ上がったようにそっているので、シタミ板がのぞいてみえる。
飢餓海峡(下) 331 タモ たもの木 大きいたもの木の林があり、その陰に、
飢餓海峡(下) 331 杉戸 杉戸 杉戸の家を見つめた。
飢餓海峡(下) 331 杉皮 杉皮 粗末な石置屋根は杉皮がふいてあるが、木陰で陽当たりがわるいから、
飢餓海峡(下) 331 杉皮 杉皮 杉皮はめくれ上がったようにそっているので、シタミ板がのぞいてみえる。
飢餓海峡(下) 331 木陰 木陰 粗末な石置屋根は杉皮がふいてあるが、木陰で陽当たりがわるいから、
飢餓海峡(下) 331 木小舎 木小舎 木小舎などはみあたらない。
飢餓海峡(下) 331 大きいたもの木の林があり、その陰に、
飢餓海峡(下) 332 板戸 板戸 重い板戸をあけた。
飢餓海峡(下) 332 柳行李 柳行李 おもちかえりになった柳行李の中をあらためさせていたたせきたいと
飢餓海峡(下) 333 根太 根太 根太がくさっているのであろうか。
飢餓海峡(下) 334 行李 行李 赤茶けた行李は、角がすり切れていた。
飢餓海峡(下) 334 行李 行李 この行李をおあけになりましたか」
飢餓海峡(下) 334 柳行李 柳行李 ぽつんと古い柳行李が置いてある。
飢餓海峡(下) 334 すると裏の林の下に、
飢餓海峡(下) 335 柳行李 柳行李 お父さん、その柳行李をあけてみて下さい。
飢餓海峡(下) 336 戸をもう一枚あけてくりませんか
飢餓海峡(下) 341 森林 森林軌道 畑から森林軌道に゜のり、川内で下りた時は、
飢餓海峡(下) 341 製材所 製材所 川内の製材所へ工藤という男
飢餓海峡(下) 341 柳行李 柳行李 この八重さんの柳行李から出てきています。
飢餓海峡(下) 344 止まり木 止まり木 安っぽい止まり木のあるカウンターに
飢餓海峡(下) 346 木彫 木彫 安全剃刀と、木彫の筆立てが、
飢餓海峡(下) 353 材木 材木 母親が材木の下になって足を折り
飢餓海峡(下) 355 原始林 原始林 原始林の中で舟を焼き、
飢餓海峡(下) 357 柳行李 柳行李 見回り品を入れた柳行李の底から、
飢餓海峡(下) 361 柳行李 柳行李 柳行李の底の方に、思い出の品物
飢餓海峡(下) 366 菩提寺 菩提寺 盛大な葬式を菩提寺ですませた
飢餓海峡(下) 377 行李 行李 八重の行李のすみにあった
飢餓海峡(下) 390 そま そま トタンかそまで屋根をふいている。
飢餓海峡(下) 406 菩提寺 菩提寺 内地の村の菩提樹に帰依しているのであろうか。
飢餓海峡(下) 406 菩提寺 菩提寺 村の菩提寺へ墓まいりに帰る習慣でもあるのか。
飢餓海峡(下) 407 デッキ デッキ 魚くさい木箱をいく重いーもかさねてデッキに置き、
飢餓海峡(下) 407 木箱 木箱 魚くさい木箱をいく重いーもかさねてデッキに置き、
飢餓海峡(下) 417 雑木 雑木 草とも雑木ともつかぬ背のひくい樹木が群生している。
飢餓海峡(下) 417 樹木 樹木 草とも雑木ともつかぬ背のひくい樹木が群生している。
飢餓海峡(下) 438 菩提寺 菩提寺 菩提寺で行われる法事の費用を
飢餓海峡(下) 449 木判 木判 額面を木判で゜捺したもので、
飢餓海峡(下) 456 原始林 原始林 これを断崖の上の原始林の中にはこんで、
飢餓海峡(下) 457 材木 材木 工藤という材木買いの人だったとね、
飢餓海峡(下) 460 行李 行李 行李の底にあたためて残してきたのです。
飢餓海峡(下) 466 かいだし桶 かいだし桶をにぎった
飢餓海峡(下) 466 かいだし桶 木島がかいだし桶を私の顔に
飢餓海峡(下) 466 棒切れ 棒切れ 棒切れで左腕を大きく
飢餓海峡(下) 467 渾身の力でもっていた櫓を大振りにふっていた。
飢餓海峡(下) 471 森林 森林軌道 森林軌道の上で、はじめて杉戸八重さん
飢餓海峡(下) 471 木切れ 木切れ そうして、その木切れを山へはこんだ。
飢餓海峡(下) 476 行李 行李 八重さんの行李の底にのこしていたその古新聞と
飢餓海峡(下) 481 いま、一枚の板となってそれは浮いてみえる。
飢餓海峡(下) 482 自己防衛のために櫓を振りはらった刹那、
飢餓海峡(下) 510 ケヤキ 欅の繁った裏庭の戸が静かにあいたのは
  1. ブンナよ、木からおりてこい
  2. 越前竹人形
  3. 雁の寺
  4. 五番町夕霧楼
  5. 凩(こがらし)
  6. 櫻守
  7. 飢餓海峡
中川木材産業のビジネスPRその6   健康関連のステップ、「スローステップ2種」と「玄関ステップ」そしふ屋外のステップです。 画像クリックでそれぞれのカートに。(公開2018.8.1 更新2019年11月11日 )
スローステップ ユアーズ スローステップ3段切り替え 玄関ステップ 玄関ステップ ロング ステップ アマゾンジャラ ステップ ウリン ステップ レットシダー ステップ アマゾンジャラ ステップ ウリン2段 ステップ レットシダー2段 玄関ステップ 事例 玄関ステップ 事例2 玄関ステップ 事例3 玄関ステップ 事例4 玄関ステップ 事例5

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