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小説と木
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  7. キイチゴ 1箇所
  8. カバ 1箇所

宮沢賢治の小説 「グスコーブドリの伝記」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1923年、文庫本におけるページ数は41ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
230 毎日森で遊びました
230 どんな巨きな木でも
230 大きな森のなかに生れました
230 お父さんの樹を鋸く音が
230 木樵 木樵 名高い木樵りで
231 コブシ 辛夷 花をつけるこぶしの樹もまるで
231 何べんも巨きな樹を町へ
231 クリ やつぱり栗の木は青いからの
231 シラカバ 白樺 門のようになつてゐる白樺の樹には
231 樹の名を書いてあるいたり
231 森はひるの間大へん
231 森ぢゆうの樹の幹に
232 ナラ なら そしてみんなは、こならの実や
232 木の柔らかな皮やいろんなものを
232 木の柔らかな皮やいろんなものを
232 榾(ほた たきものにする、木の切れはし) 炉に榾をたくさんくべて
233 まつくらな森の中へ入つて
233 つまづきながら森へ入つて
233 森の樹の間からは
233 ナラ なら そば粉やこならの実がまだたくさん
234 男はもう森の横を通つて
234 どなつて森のはづれまで
235 クリ ブドリの前の栗の木に
236 次の樹へ行つてまりを投げました
236 クリ 樹も栗の木ならどれでもいゝんだ
236 こんどはあつちの木へ登れ
236 クリ 栗の木を越すやうにさ
236 下の枝に引つ掛けました
236 クリ 右手の栗の木に歩いて行つて
236 クリ 樹も栗の木ならどれでもいゝんだ
237 この辺の森もみんなおれが
237 ブドリは森に出て
237 クリ 森ぢゆうの栗の木に網がかかつて
238 クリ ちやうど栗の花のやうな
238 その薪が、家のまはりに
238 クリ そして森ぢゆうの栗の葉は
238 紐のかたちの花を枝いちめんに
238 クリ 栗の木が青じろい
238 列になつて枝へ這ひあがつて
238 すると、樹につるした板きれから
238 森はまつ青になりました
238 そのうちに木は芽を出して
238 どの木にも五六枚づつ
238 いつぱいついた板きれを
238 そして森ぢゆうの栗の葉は
238 毎日薪とりをさせられました
239 森は荒れはてて
239 森はいちめんにまつ白に
239 ブドリたちが薪をつくつて
239 薪作りにかゝるころになりました
239 虫は枝に這ひ上り
239 いろいろな樹や草の図と
239 呆れて樹の下にしやがんで
239 ここで森と工場の番を
239 黄いろな板もつるされ
240 たうとう森を出切つたとき
240 モモ 美しい桃いろと緑と灰いろの
240 ついには樹も緑に見え
240 灰をかぶつた森の間を
240 吹くたびに樹からばさばさ落ちて
268 カヤ 大きな榧の木の下にある
268 てぐす飼ひの男が森に来て
268 森ぢゆうの樹を見てあるいたとき
268 上へ一本の樺の枝をたてて
268 コブシ 辛夷 本当になつてこぶしの花が咲かなかつたり
269 芽を出さない樹を見ますと
269 気層のなかに炭酸瓦が増えて
271 明るい薪で楽しく暮すことが
  1. 注文の多い料理店
  2. 雪渡り
  3. やまなし
  4. シグナルとシグナレス
  5. オツベルと象
  6. ざしき童子(ぼっこ)のはなし
  7. 北守将軍と三人兄弟の医者
  8. グスコーブドリの伝記
  9. 朝に就ての童話的構図
  10. 生前発表初期断章(まとめ) 
  11. 初期短編綴等(まとめ)
  12. 短編梗外(まとめ) 
  13. 手紙(まとめ) 
  14. 劇(まとめ)
  15. 異稿(まとめ)
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