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小説と木
  1. この小説には樹木は出現しません

夢野久作の小説「いなか、の、じけん」に出てくる樹木、木製品

この小説の初出は 1927年、文庫本におけるページ数は 33ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
183 床柱 床柱 煙に噎(むせ)て逃げ迷っている……と思う間もなく床柱に行き当って引っくり返ってしまった。
193 板張 板張 十燭(しょく)の電燈に照らされた板張りの上の小さな火鉢に、消し炭が一パイに盛られている傍に、男と女が寄り添うようにして跼(うずく)まって、濡れくたれた着物の袖を焙(あぶ)っている。
199 上り框 上り框 忽ち青くなって信玄袋を投げ出すと、次の間の上り框に駈け寄った。
199 無残に喰い荒された漬物の鉢と、土瓶と、箸とが、飯粒にまみれたまま散らばっている。
206 カキ 柿の樹 お邸の裏手から、山へ這入るところに柿の樹と、桑の畑があったが、梅雨があけてから小作人の一人が山へ行きかかると、
206 クワ 桑の畑 お邸の裏手から、山へ這入るところに柿の樹と、桑の畑があったが、梅雨があけてから小作人の一人が山へ行きかかると、
206 カキ 柿の樹 梅雨があけてから小作人の一人が山へ行きかかると、そこの一番大きい柿の樹の根方から、赤ん坊の足が一本洗い出されて、
206 根方 梅雨があけてから小作人の一人が山へ行きかかると、そこの一番大きい柿の樹の根方から、赤ん坊の足が一本洗い出されて、
208 防風林 防風林 海岸沿いの国有防風林の松原の中に、托鉢坊主とチョンガレ夫婦とが、向い合わせの蒲鉾小舎(こや)を作って住んでいた。
208 松原 松原 海岸沿いの国有防風林の松原の中に、托鉢坊主とチョンガレ夫婦とが、向い合わせの蒲鉾小舎(こや)を作って住んでいた。
209 松原 松原 三人は極めて仲がいいらしく、毎朝一緒に松原を出て、一里ばかり離れた都会に貰いに行く。
204 松葉杖 松葉杖 あくる日は早くから店を閉めて、松葉杖を突張って出て来るので御座いますが、
209 松原 松原 月のいい晩なぞは、よくその松原から浮き上るような面白い音がきこえるので、
209 松原 松原 チョンガレ夫婦の貰いが、非常に減った模様で、松原へ帰る途中でも、そんな事かららしく、
209 松原 松原 ところが又その後になるとチョンガレの托鉢姿が、いつからともなく松原の中に見えなくなった。
210 松葉 枯れ松葉 しかし蒲鉾小舎は以前のままで、チョンガレの古巣は物置みたように、枯れ松葉や、古材木が詰め込まれていた。
210 古材 古材木 しかし蒲鉾小舎は以前のままで、チョンガレの古巣は物置みたように、枯れ松葉や、古材木が詰め込まれていた。
211 鎮守の森 鎮守の森 鎮守の森の入口に、村の共同浴場と、青年会の道場が並んで建っていた。
211 ……と思うとそれから暫くして、提灯の光りが一つ森の奥からあらわれて、共同浴場の方に近づいて来た。
212 それから役場の使い番という三ツの役目を村から受け持たせられて、森の奥の廃屋(あばらや)に住んでいる親爺おやじで
214 薪割用 そのあとから薪割用の古鉈(なた)を提(ひっさ)げた元五郎親爺が、跛(びっこ)引き引き駆け出したが、これも森の中の闇に吸い込まれて、足音一つ聞こえなくなった。
214 そのあとから薪割用の古鉈(なた)を提(ひっさ)げた元五郎親爺が、跛(びっこ)引き引き駆け出したが、これも森の中の闇に吸い込まれて、足音一つ聞こえなくなった。
215 板張り 又娘のお八重は、そんな騒ぎをちっとも知らずに廃屋(あばらや)の台所の板張りの上でグーグー睡っていたが、
216 鎮守の森 鎮守の森 それは鎮守の森一パイに蝉の声の大波が打ち初めた朝の間の事であったが、
216 森蔭 その森蔭の廃屋へ馳けつけた人は皆、お八重の姿が別人のように変っていたのに驚いた。
217 お宮の森のくら闇でホ――イホ――イと啼ないている。
225 上り框 上り框 ……左手に団扇を持っていたが、上り框に仁王立ちに突立ったまま、平気の平左で三人の青年を見下した。
229 雑木林 雑木林 そのあとの雑木林の中から清水が湧くのを中心にして、いつからともなく乞食の部落が出来ているのを、村の者は単に川上川上と呼んでいた。
231 サクラ ちょうど桜がチラチラし初めて、麦畑を雲雀がチョロチョロして、トテモいい日曜の朝のこと。
232 雑木林 雑木林 美味そうなものを一パイ詰めた籠を出して、雑木林の中の空地に敷き並べると、
232 ミカン ネープル蜜柑 その御馳走の中には、ネジパンや、西洋のお酒らしい細長い瓶や、ネープル蜜柑などがあったが、
238 そこに積んであった薪を片づけて、分捕りスコップ(日露戦役戦利払下(はらいさげ)品を取り上げると、
241 薪(たきぎ) その孩児(ややこ)を埋めた土の上がわざっと薪(たきぎ)置場にしてあったじゃろう。
243 松原 松原 電車会社の大きなベースボールグラウンドが、村外(むらはず)れの松原を切り開いて出来た
244 頬張っては呑み込み呑み込みしたと思うと、真青になってガラリと箸を投げ出してしまった。
248 松原 松原 村外れの網干場に近い松原を二三百坪切り開いて大きな別荘風の家が建った。
253 上り框 上り框 中にも赤褌一貫で、腕へ桃の刺青いれずみをした村一番の逞ましいのが、真先に上り框に立って来て呶鳴った。
258 裏木戸 裏木戸 眼に涙を一パイ溜めたと思うと、口惜しそうにワーッと泣き出して、テングサの束を投げ出したまま裏木戸の方へ駈け出した。
259 植込 植込み ただ表の植込みから蝉の声が降るように聞こえて来るばかりなので、桃の刺青はチョッと張り合いが抜けた体であったが、
259 モモ ただ表の植込みから蝉の声が降るように聞こえて来るばかりなので、桃の刺青はチョッと張り合いが抜けた体であったが、
259 マツ 小松 そのうちに小松の蔭に吊してある、青塗りに金縁の籠を見付けると、又急に元気附いた。
259 松原 松原 赤い鳥は得たりとばかり外へ飛び出して、見る見るうちに遠い松原の中に逃げ込んでしまった。
260 板張 板張り ワーッ……と泣き出しながら板張りへ突伏した。
261 縁側 縁側 桃の刺青はイキナリ土足で縁側に飛び上ろうとしたが、グイと若旦那に突き落された。
261 縁側 縁側 若旦那はいつの間にか縁側に上って、女たちと並んで見ているのであった。
261 モモ 桃の刺青 桃の刺青は真青になって、唇を噛んだ。起き上るや否や、「覚えていろッ」
262 塩梅 塩梅 この塩梅では四五日のうちに迫っている夏祭りがトテモ出来まいというので、
262 マツ 小松 雨戸の外の小松の蔭にブラ下がった底無しの籠の中に、いつの間にか赤い鳥が帰っていた。
263 板の間 板の間 お米はチョット這入ってみたくなったので、誰も居ない番台の上に十銭玉を一つ投げ出して板の間に上った
267 板の間 板の間 誰も居ない男湯の板の間を見まわしながらキョロキョロしていたが、
0 板の間 板の間 泥足のまま巡査を突き退のけて、ハヤテのように板の間に駈け上った。
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  3. 怪夢
  4. 死語の恋
  5. 支那米の袋
  6. 白菊
  7. 木魂
  8. 悪魔祈祷書
  9. あやかしの鼓
  10. 瓶詰の地獄
  11. ドグラ・マグラ
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