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小説と木
  1. スギ 17箇所
  2. サクラ 10箇所
  3. マツ 6箇所
  4. バラ 6箇所
  5. カキ 3箇所
  6. ツバキ 3箇所
  7. アメリカマツ 2箇所
  8. シイ 2箇所
  9. モモ 2箇所
  10. ヤシ 1箇所
  11. チーク 1箇所
  12. フジ 1箇所
  13. ケヤキ 1箇所
  14. クヌギ 1箇所
  15. キリ 1箇所
  16. カバ 1箇所
  17. ウメ 1箇所
  18. イチジク 1箇所
  19. コウヤマキ 1箇所

有島武郎の小説「或る女」に出てくる樹木や木製品

この小説の初出は1919年、文庫本におけるページ数は547ページ
ページ 元樹種 掲載樹種 掲載言葉
11 葉子がデッキに足を踏み入れると
15 若葉 若葉 恋によろしい若葉の六月の
22 木屑 足りない木の屑か何ぞのように
23 並木 並木 並木の向うに広過ぎる
24 デッキ デッキ 思わずデッキのパンネルに身を退いて
26 並木 並木 先きに松並木が見えて
26 哀れにも枝を離れた枯葉のように
26 枯葉 枯葉 哀れにも枝を離れた枯葉のように
27 紅葉 紅葉 紅葉坂の桜並木を黄色く
28 ぎしぎしと板ぎしみのする
35 フジ 古藤が縁側に出ると
36 縁板 縁板 縁板を踏みならしながら
37 縁側 縁側 ずかずかと縁側を伝って来たが
38 床ノ間 床の間 その一方に床の間を背にして
48 バラ 薔薇 健康らしい薔薇色を帯びた
55 カキ その柿の皮があかあかと
55 カキ 朝っぱらから柿をむいてあてがっていた
57 並木道 並木道 静かな並木道などを散歩したりした
58 生垣 生垣 そう思いながら、生垣の多い
58 さし代えた屋根板と
58 キリ 延びた垣添いの桐の木とが
61 濃い髪には薪の灰らしい
62 植物園 植物園 矢張り植物園の森のあの辺にあった
62 植物園 植物園 日は植物園の森の上に
66 黒板 朽ちかかった黒板塀を透して
66 モモ 暖かい桃の皮のような定子の
79 デッキ デッキ 可なり広いプロメネード・デッキは田川家の
81 桟橋 桟橋 桟橋の板を朴の木下駄で踏み鳴らしながら
81 桟橋 桟橋 桟橋からデッキまでどよみ渡って
82 デッキ デッキ デッキの上は又一しきり
82 デッキ デッキ  デッキの上の外国船客は
83 デッキ デッキ サルーン・デッキから見ると
85 鬢を掻こうとした櫛が
103 木蘭 木蘭 豊かに開いた木蘭の香までが
103 クヌギ 一角らしい櫟の林も現れた
117 チーク チーク 堅いティークの床をかつかつと
124 木偶 木偶 腑抜けな木偶のように
124 大風に遇った梢のように
125 船のゆらぐ毎に木と木との擦れあう
126 檣(しょう)  檣から垂れ下った
126 白ペンキで塗った板囲に身を寄せかけて
132 木の実 葉子は禁断の木の実を始めて
132 枯葉 枯葉 葉子は枯葉のように払いのけながら
136 戸板 戸板 仕打ちは戸板を返えすように
145 マツ オレゴン松がすくすくと
145 樹林 樹林 暗緑の樹林はどんよりとした
145 マツ あの松の木が切り倒されて
151 葉子は鋸屑を塗りこめて
158 木の葉 葉子の五体を木の葉のように弄んだ
158 木魂 木魂 遠い遠い木魂のように
159 マツ 松が自然に美しく配置されて
162 関係のない木が石ででもあるように
163 枯葉 枯葉 散って行く枯葉ではない
163 流木 流木 然しその流木よりも自分は孤独だ
163 流木 流木 一本流れよった流木ではない
163 果実 果実 鳥が木から木に果実を探るように
165 そんなものは木葉微塵に無くなって
187 アメリカマツ あめりかまつ 小動ぎもせずに亜米利加松の生い茂った
211 ヤシ 椰子 輪切りにした椰子の実で汚れた
212 経木 経木 バナナを器用な経木の小籃に盛ったり
224 濶葉樹 濶葉樹 濶葉樹の類は
224 葉を払い落とした
224 アメリカマツ あめりかまつ 揃った亜米利加松の翠ばかりが
224 枝先きを針のように
236 木の葉 支えられた木の葉が又流れ
241 木目 木目 思うともなく天井の木目を見やって
242 サクラ 両側に桜並木のずっとならんだ
242 散り尽くした桜の葉は真紅に
242 サクラ 散り尽くした桜の葉は真紅に
252 サクラ 一本の桜の木を楯に倉地を
252 跨がずに桜の並木の下などを
257 天井板 天井板 目のつんだ杉柾の天井板も
257 スギ 目のつんだ杉柾の天井板も
257 沈香 沈香 たきこめられた沈香の匂いも
257 猫板の上に肘を持たせて
257 磨きのかかった皮付きの柱も
262 小溝に沿うて根際の腐れた
262 黒板 黒板塀の立ってる小さな寺の
262 コウヤマキ 高野槙 切り取られた高野槙が二本
266 モモ 暖かい桃の膚のように
287 茶碗を猫板の上にとんと
292 スギ 杉林の為めに少し
292 バラ 薔薇 薔薇専門の植木屋の裏にあたる
295 締メ木 締め木 魂を締め木にかけて
296 車が停って梶棒が卸されたので
296 スギ 古い杉の木立ちだった
296 木立 古い杉の木立ちだった
296 灌木 灌木 竹垣の中の灌木の類は
296 枝先きを地につけんばかりに
296 枯葉 枯葉 枯葉が渦のようにばらばらと
296 スギ うなりを立てて杉叢をこそいで
296 助けようにも梶棒を離れれば
296 板ノ間 板の間 ようやく板の間に立ち上ってから
297 板葺 板葺 板葺きらしい屋根に
302 スギ 山内一面の杉森からは深山のような
303 灌木 灌木 枯れた花壇の草や灌木が
304 スギ 杉の葉越しに射しこむ
304 カバ 日影では樺に紫に庭を
304 スギ 真直な杉の幹を棒縞のような
304 スギ その先きは杉、松、その他の喬木の茂みを
304 マツ その先きは杉、松、その他の喬木の茂みを
304 スギ その先きは杉、松、その他の喬木の茂みを
304 植木 植木 余計な石や植木などを
308 しゃがんで柱に凭れながら
309 スギ 淋しい杉森の中の家にも
309 シイ 椎の木 隅にあった椎の木が移して
309 バラ 薔薇 苔香園から薔薇の香りが
316 埋レ木 埋れ木 俺れも埋れ木になってしまった
316 スギ 杉森がごうごうと
316 障子 障子 枯葉が明るい障子に
317 木戸 木戸 小さな木戸を作って
317 花園の母屋からずっと
317 木戸 木戸 時々その木戸をぬけて
317 バラ 薔薇 十二月の薔薇の花園は
318 植木 植木 強い執着を持つ植木だった
318 種々な色の蕾が大方
318 灌木 灌木 この灌木は何所か
318 散り尽した梢にまで残っていた
329 ツバキ 椿 紅椿のような紅いその唇に
337 葉子は猫板に片肘を持たせながら
346 スギ ゴウゴウと杉森にあたって
352 スギ この杉の森が私大好きですの
352 木立 山内の木立ちの姿を嘆賞した
369 スギ 戸板の杉の赤みが鰹節の
373 ウメ それは梅の蕾がもう少しずつ
381 サクラ 咲きかけの桜を置いて
384 サクラ 桜炭の火花が激しく飛んで
384 炭取りを引寄せて火鉢に
386 長押 長押 玄関のなげしの所に
386 廊下の板にやっと触るほど
391 例えば森林に囲まれた澄んだ
394 イチジク 無花果 春雨の「無花果」だの
402 庭先きの一重桜の梢には南に向いた
402 サクラ 一重桜 庭先きの一重桜の梢には南に向いた
402 スギ 霜枯れた杉森がゆるやかに
403 サクラ 桜が咲いたぜ
414 ツバキ 落椿 道の上には落椿が一重桜の花とまじって
414 ツバキ 落椿 道の上には落椿が一重桜の花とまじって
414 サクラ 桜の梢には紅味を持った
414 若葉 若葉 若葉がきらきらと日に輝いて
414 雑木 雑木 名もない雑木までが
415 葉子の吾妻下駄の歯を吸った
415 若葉 若葉 屏風山が若葉で花よりも
415 マツ 立ち連った小松は緑をふきかけて
415 若葉 若葉 崕の上に若葉に包まれて
415 サクラ 八重桜 八重桜はのぼせたように
419 杭に腰かけて
427 木の枝 同じ木の枝と思わしい所から
434 草木 草木 動物でなければ草木
434 草木 草木 草木でなければ自分自身に
437 バラ 薔薇 隣の薔薇も咲き出すでしょう
445 スギ 葉子は杉森で囲まれた
452 スギ 夥しく杉森の中から
460 垣根 垣根 垣根添いの木の間からは
460 バラ 薔薇 種々な色の薔薇の花が
464 木立 埋れて行く木立ちに眺め入った
465 木立 苔香園の木立ちと
466 カキ 灯の下に熟柿のように
484 内紫という柑類の実をむいて
485 板張リ 板張り 何もない板張りの病室には
487 廊下の板に着いていないような
488 下駄 下駄 そこにあった吾妻下駄をつっかけて
488 ケヤキ 広場には欅や桜の木が疎らに立っていて
488 サクラ 広場には欅や桜の木が疎らに立っていて
503 マツ 松も新しい緑に代って
503 塩梅 塩梅 こんな塩梅で
503 シイ 椎の樹の古葉もすっかり散り尽して
503 椎の樹の古葉もすっかり散り尽して
505 涼風が木の間から来て
508 涼しさが青葉の軽い匂と共に
520 国分寺の櫟の林の中で
520 木立 鬱蒼たる木立ちの方から
522 樹木 樹木 樹木も黄粉でまぶしたようになった
522 車は梶棒を向け換えられて
546 早桶は何所で註文なさったんです
546 私の早桶のより少し大きくしないと
550 木理 木理 前に見る天井板の細かい木理までが
550 天井板 天井板 前に見る天井板の細かい木理までが
555 締メ木 締め木 神の締め木にかけられて
  1. 或る女
  2. 小さき者へ生まれ出づる悩み
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