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復興ポプラ伐採

・毎日新聞 2008/10/31
広島の爆心地近くで復興を見守ってきたポプラの木が枯死し、11月1日に伐採されることとなった。このポプラは、戦後被爆者らが住み着いた広島市中区基町の河岸に植えられた1本。台風や猛暑による衰弱でついに芽吹かなくなったのである。「ありがとう」の思いを込めて、世話をしてきた市民団体がお別れのイベント企画。幹は希望者に小分けするほか、切り株はベンチに再生し、現地を「憩いの場」として整備する予定である。誰が植えたか不明のポプラは樹齢推定約50年で、原爆ドームの北約800mの本川左岸に立つ。2004年9月の台風で倒れ、河川を管理する国土交通省と市民グループが協力し、植え直した。この際、樹勢を保つための幹の上部を切り、高さは半分以下の11mになった。一帯はかつて原爆で自宅を失った人らが無許可で住宅を建て、「原爆スラム」とも呼ばれた。1970年代後半までに住宅は撤去され、河岸公園に。最も川に近いポプラ1本は景観に生かすために残された。昨年の猛暑で衰弱し、今春に枯死が確認された。近くに同じ根から生えたらしい約7mの若木があり市民グループは「大切に育てたい」といっている。

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