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森林浴と科学

・日本経済新聞 2008/3/29
森に入るとほっとするという人は多い。最近では科学的見地からの解明も進み、森林浴によるリラックス効果などが明らかになってきた。独立行政法人森林総合研究所と千葉大学の調査研究によると、森林で座って景色を眺めた後は、ストレスホルモンの代表である唾液中のコルチゾール濃度が、13%も都市にいる場合より低いことが分かった。また、日本医科大学の李講師らは、2泊3日の森林浴によって「免疫能」が高まり、さらに1ヶ月後もその機能は高いままであることを学会発表した。「免疫能」が高まる理由は、森林浴によってNK細胞数や細胞内の抗がんタンパク質が増え、ナチュラルキラー細胞活性を向上させたからである。そして、これらの森林効果に着目した「森林セラピー」を体験できる環境も整いだした。森林セラピーとは、景色や香り、音、手触りなど五感を通して、健康の維持や増進を図るものである。よりよくその効果を得るためには、無理をせず森を楽しみながら歩くことがカギだ。たとえ忙しい身であっても、騒音がなく、ビルが見えない程度の公園などに行けば、限定的だが日常のストレスを和らげることができる。様々な森林があるからこそ、どんな森や木が心地よいか普段から探す姿勢が大事である。

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