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アマゾンの違法伐採

・読売新聞 2008/1/16
世界最大の熱帯雨林アマゾンで森林破壊が止まらない。アマゾンでは、2005年までの10年間に東京の90倍に匹敵する、約20万平方キロの森林が姿を消している。特に、国道沿いの地域では、違法伐採が勢いを増し、熱帯雨林が大豆畑や牧場に変わり、別名「大豆街道」とも呼ばれている。先住民の権力強化を目指すNPOを率いるオダーレは、国道が通るアマゾン川中流の都市サンタレンで半分を暮らしている。2002年にラジオ番組で森林破壊防止を訴えて以来、伐採業者からの嫌がらせを受けるようになった。オダーレの住むノボ・ルガー村に開発派の男達が現れ、大木の幹に縛り付けられ、7時間放置されることもあった。ブラジルで71年以降、土地がらみの紛争で殺された人数は800人を超える。最近では、2005年にアマゾン保護を訴えていた、米国人修道女が射殺された事件があった。森林破壊は、いつになったら止まるのだろうか。

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